2017年にインドで起業したメンバーの現在 ー低糖質デリバリー事業ー vol.506

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

 

先日、約10ヶ月ぶりのインド出張でグルガオンの方に行っていました。今回は、現地での様子をできる限りブログにまとめつつ、訪問したインド企業の話などを随時更新していければと思っています。

さて今日は「2017年にインドで起業したメンバーの話」ということで、ある友人のこれまでの軌跡を皆さんと振り返りたいと思います。

 

そもそも今回取り上げるメンバーというのは、過去の私のブログにも何度か登場していたのですが、当時は同じシェアハウスに住んでいたこともあり「同居系起業男子」という名前で、過去に記事を書いていました。当時から記事を読んでくださっている方は「あ、あの子か!」と思い出してくれるかもしれません。

 

インドで起業した28歳男子が、1ヶ月過ごして考えたこと vol.230

2017-05-10

インド起業した、28歳同居男子の話 vol.203

2017-04-11

 

当時、彼がインドにやってきて0からビジネスを立ち上げる姿を横で見ていた私は、自分ももっと頑張らなきゃと刺激をもらい、その彼の姿に感化されたことを強く覚えています。ちょうど2017年4月頃のことです。

 

そんな彼のビジネスは、現在どのようになっているのでしょうか。今回は彼のオフィスに訪問させていただくことにしました!

 

blufitが低糖質デリバリー事業に至るまで

こちらがオフィスの入口!

 

Kayoreena
まず「オフィスを借りてる」という事実がすごい(昔は部屋で仕事してたよね、感動)

 

オフィスを借りる際も、不動産屋と現地の相場などいろいろ調査したとのこと。工場地帯と住宅地、都心とのアクセスなどで費用の相場も全然変わってくるとのこと。

「blufit」は、もともとサイクリング事業(健康事業)を検討していたのですが、インドでは自転車は流行りそうもないという現地調査の結果すぐに変更。2018年の1月にはシェアサイクルMOBYCYが登場したものの、当時の判断としては無しでした。

 

 

インドの健康事業市場というのは大きな市場なのですが(例:糖尿病患者の人がとても多い)例えば日本のライザップのような管理方法は国民性的にも難しい(実際にサンプリングしたものの、結果も出なかった)という結果のもと、もっと気軽に彼らの健康問題を解決するという観点から、最終的に「KETO DIETのデリバリーサービス」を展開することに決めました。

 

HPより
blufitは、健康な人々が健康な生活を送るという夢です。名前自体は、ブルームとフィットネスという言葉に由来しています。blufitは、主要なエネルギー源として炭水化物ではなく脂肪を代謝に使用させることにより、ケトン体の代謝形成を促進する食事を提供します。
昼食と夕食に配達されるケトダイエットフードボックスは、毎月のサブスクリプションベースのモデルで毎日利用できます。私たちは、健康的なインドの食習慣とレシピに焦点を当て、人生を変え、人々がおいしい食事計画を立てられるよう支援しています。

 

Kayoreena
インドは日本以上にデリバリーが盛んなんですよね。彼らの食事をまるごとデリバリーで置き換えることで、食事から痩せやすい生活習慣を作るというプログラムを準備しました。

 

食べたい料理が60分で家に届くのは当たり前!インドのフードデリバリーも便利だと伝えたい  #スマートインディア vol.319

2017-08-06

 

低糖質というKeyword

▷HPより抜粋

 

実は2017年から2018年にかけて、デリーグルガオンあたりで「低糖質」を主軸にビジネスを展開するレストランはほぼ皆無でした。強いていうと、昔ブログでちょっと紹介していたPNUTくらい。

 

インドで低糖質ダイエットするなら vol.253

2017-06-02

 

しかし人々の「低糖質」に対する知識は上がってきており、検索数が劇的に増えていた背景などから、今後食事によるダイエット管理も中流〜上流階級においてはヒットするだろうという仮説がたちました。

 

 

Kayoreena
ダイエットの知識があり(低糖質の仕組みが理解できる)結果が出るまでデリバリーサービスをサブスクリプションで購入できるのは、お金をしっかり払える中流〜上流階級になります。

単発で低糖質の食事を売るのもOKですが、プログラムとして栄養士の管理など付加価値を付けることで、高単価のサービスを提供することができて収益が安定しますね。

 

そのビジネスモデルからスタートしたblufitは現在セールスと栄養士、デリバリーボーイも含めた総勢30名近いインド人メンバーと運営されているようです。

現在はサイドで、低糖質チャパティの粉や、低糖質用の砂糖などの食材も販売しており、ここからも収益化できているようです。

 

こちらはオリジナルのパンフレットです。すべて自分たちでオリジナルにデザインしたそうです!

 

 

Kayoreena
HPを見たら、低糖質のお菓子も準備されているそう!!これでプログラム中も安心してお菓子食べられますね。

インドのお菓子ってめちゃくちゃ甘くて、低糖質のかけらも感じられないお菓子ばかりですからね笑

 

 

こちらは具体的な食事のメニュー一覧(HPより抜粋)

Kayoreena
見てわかるように右上には「Veg」と「Non Veg」が選択できるようになっています。インドはベジタリアンの方もとても多いため、選択できることは必須です。

 

キッチンも自社完備

blufitは自社で低糖質の食事を供給するために、キッチンも設けています。今回はオフィスだけではなくそちらも訪問させていただきました。

作業場所とキッチンは分かれており、キッチンに入出する場合はハットをかぶり衛生対策もしないといけません。

 

みんなblufitのTシャツを着て調理しています!

 

こちらは自社で開発している食材。こちらも結構売れているそうです。

Kayoreena
日本はこういった商品たくさん売り出されてるけど、まだまだ健康に対する知識は少ないと思います

 

昼と夜、時間になるとこの棚にデリバリーする分だけの食事が並ぶとのこと。

 

Kayoreena
昔、家で「どうやってビジネスやろうか」って話てた頃が懐かしく、少しずつ大きくなる同居系起業男子のビジネスを見ていて、本当に感慨深いです。

 

インドでビジネスをするための心構え

▷オフィスから眺める景色。

 

インドに着て2年半が経過する彼ですが、インドでビジネスをする上で、どういったことが大切になるのでしょうか。

と、今回直接私が彼に聞いたわけではないのですが、私が彼を見ていて思うことを最後にまとめたいと思います。

 

まずはインドという市場は、現場を見ないとわからないことが多すぎます。私も3年経ってようやく「インドが一つの国だが、街によって違う国のようである」ということの意味がわかってきました。つまりそれまでは「私からしたら全部インド」という粒度だったんです。

食習慣、宗教、教育水準、いろいろな部分を切り取っても、皆さんが展開するビズネスが誰のための何の問題を解決するのかを明確にすることは非常に重要です。その答えは、現場にしかありません。

よく『13億人のマーケット』という言い方をしますが、日本でもそれが無理なように、13億人全員にフィットするビジネスというのは不可能です。それでもインドが注目されるのは、たった10%をとっても日本の人口より多い点にあります。そして今後も伸びていくという点です。

 

さらには、インドには独特な商習慣があります。日本とは逆です。グレーな部分も含め、法律もルールも、政府の政策も良くも悪くも変わります。ここは中国にも似ていますが「ライバルが出てきたら完コピして潰す」これが鉄則です。彼のビジネスも、おそらく似たような攻撃を受けたこともあるかと思います。人材の流動も高いです。自分の企業のノウハウを他に持っていかれることも、予想しなくてはいけません。

 

実は世界でも有数のスタートアップ大国であるインドではありますが、個人的に『テクノロジーは進化するが、人は変わらない』これがインドではないかなと思っています。

 

そんな難易度の高いマーケットで「インド人をターゲットに」果敢に挑戦する彼は、確実に失敗と成功体験を積み重ね、2年半の時を経て立派な経営者になっていました。もちろん本人はそんなこと言わないですけどね。

会う度に変わらず、いつも謙虚に、未だに私に対する敬語は抜けません(私のほうが年下なのに笑)今人生で一番、熱い時間を過ごしているのではないかと思います。

 

私はこうやって応援することしかできませんが、これからもインドでの挑戦、頑張ってほしいです。私にとって、貴重で貴重な、尊敬する同世代の仲間の一人です。

今日はそんな元祖:同居系起業男子の近況をまとめました。私もまた、このブログで彼の活躍を報告できるように、頑張っていきたいと思います!

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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