
みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!
最近の大きな話題と言えばこれ
東南アジアでUberがGrabに売却
Uber has agreed to sell its Southeast Asia business to rival Grab https://t.co/47swNVCXjN by @jonrussell
— TechCrunch (@TechCrunch) 2018年3月25日
米配車サービスのウーバー・テクノロジーズは26日、東南アジア事業を同業のグラブに売却することで同社と合意したと発表した。同地域では地元企業との激しい競争で、ウーバーは消耗戦を強いられていた。同社にとって中国やロシアに続く急成長市場からの事業撤退となる。
Grabは料理宅配サービスのUber Eatsを含む全ての東南アジア事業を取得。UberはかわりにGrabの株式27.5%を得て、最高経営責任者(CEO)がGrabの取締役会入りとなります。
Grabとは


Grabは東南アジア最大の配車アプリ。自家用車、バイク、タクシー、ライドシェアサービスにおいて、最大150万件/日の予約を受け付けているとのこと。
参考URL:配車サービス「Grab」の利用方法と実際にシンガポールでの利用レポート
GrabのUber買収に対する反応
今回の件はさまざまな見方がありますが、Twitterでの一部反応は以下の通り。
GrabとUberが正式アナウンスされましたね。時価総額$6B超えでUberがGrab株式27.5%取得とのこと。あと2週間でUberのアプリが使えなくなるのが何よりも嫌だ………… #じゃかるためも https://t.co/w5pA78zJFQ
— Tak Suzuki@Jakarta (@takabos) 2018年3月26日
UberのGrabへの東南アジア地域での事業売却、正式に発表されましたか。中国とロシアにつづいて3つ目みたいですね。ただGrabも孫さん率いるソフトバンクが主要株主とのことなので実質ソフトバンクが事業を引き続き握っていることに変わりはないわけですね。 https://t.co/7qS6mZG5le
— Jumpei ARAI 荒井順平 (@araijumpei) 2018年3月26日
うへぇ。ソフトバンク主導の寡占で競争原理が働かなくなるな。
米ウーバー:東南アジア事業を同業グラブに売却で合意 (https://t.co/KTYjynTDoP) – https://t.co/FbjH9xx6SF— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2018年3月26日
フィリピンは去年UBERを締め出してgrabの営業は認めてたし、やはり東南アジアにおいてはシリコンバレー発祥のウーバーよりもマレーシア発祥のgrabを優遇する姿勢があるんだろうな。
ウーバーはEUでもキツい扱いを受けてるし。
グローバルサービスを現地に受け入れられるように作るのって難しそう— 佐藤新一(さとしん) (@puri950) 2018年3月25日
個人的にはUIがUberが好きだった。なんかGrabって動きがカクカクしてて、iOSかAndroidかって感覚に似てた。残念だなぁ。 https://t.co/BLsoC7fGkF
— かぬー(フリーランス)@Railsエンジニア (@123kanuu) 2018年3月25日
しかしDidiの時は中国だからともかく、独禁法は発動しないのかな。あの値引き合戦は当事者はしんどいだろうとは思うものの、消費者としては選択肢が無いのは困りもの。あとプロダクトは雲泥の差でUberのほうが良い。
— 蛯原 健 Takeshi Ebihara (@TakeshiEbihara) 2018年3月25日
と言いつつもこれをチャンギ空港に向かうGrab社内で書いている。ライドシェアの本質価値は移動の手段と空間。アプリはその一機能。これがリアルテックとピュアネットサービスの違い。行政と交渉し、ドライバーと対話し、人を雇いマーケを行なう。これらは現地企業のほうが遠い米国企業より有利。
— 蛯原 健 Takeshi Ebihara (@TakeshiEbihara) 2018年3月25日
東南アジアのライドシェア市場が大きく動く。ベトナムでの数はUber<Grabだったが、サービスとしてはUberの方が良かったので残念。
/ウーバーが東南アジア撤退へ 同業へ事業売却、米報道:日本経済新聞 https://t.co/TPbCX6PGmz— 野間丈弘 (@nomatake) 2018年3月26日
こうなるとUberインド撤退Ola統合は起きるか否かではなく、いつ起きるのか、幾らで統合するのかの問題と見るのが自然。
— 蛯原 健 Takeshi Ebihara (@TakeshiEbihara) 2018年3月26日
インドでのUberの今後の展開について
Uberはインドやブラジルの市場においては撤退ではなく事業拡大を前提にすすめていくとのこと。#インドメモ https://t.co/SG6DbaR1Rl
— Kayo Osumi (@kayoreena1021) 2018年3月27日
日本語文献になってしまうけどWSJによると人口13億人を抱えるインドでは、Uberは地元の配車サービス大手ANIテクノロジーズ傘下の「OLA」からシェアを奪おうとしている。
つまり、インドではUberは今後も事業を拡大しシェアを広げていく方針。
26日にグラブとの合意が発表されると、インドやブラジルでも同じような方針にかじを切るとの臆測が流れたが、ウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)はそれを否定。「中国とロシアに続き今回の東南アジアで3度目となるので、再編を進めることが現在の戦略かと問うのは自然なことだ」とブログに投稿し、「答えはノーだ」と続けた。
ウーバーの戦略に詳しい関係者は、今回の東南アジア撤退が「少数株主となる(世界で)最後の1件」だとし、「ラテンアメリカとインドでは譲らない」と述べた。
〜WSJより引用〜
つまり、インドでのUber VS Olaの競争については、撤退なしの本気モードで仕掛けていくということでしょう!今後の様子見ですね。
インドでのUber VS Olaに関する文献はいろいろ。文献から今後の展開も読み取れるでしょう(今度もうすこしまとめてみますね)
UberとOla、日本に先行するインドのライドシェア事情 https://t.co/6sa7jC4vEC
— 鈴木慎太郎@インド🇮🇳×会計士 (@Suzuki_GC) 2018年2月26日
ちなみに、今回のUber買収ですが、ただUberが買われて負けただけではなく、両者にはWin Winの関係があると、TCの記事では紹介されている。
Uber、東南アジアのビジネスをライバルに売却――Grabの27.5%を得たのはwin-winの取引 | TechCrunch Japan https://t.co/oxoXQ643iX @jptechcrunchさんから
— Kayo Osumi (@kayoreena1021) 2018年3月27日
記事によると
- Uberは60億ドルと評価されたGrabの27.5%を得ており、この所有権は単純計算で16.5億ドルの価値に相当する。過去5年間にUberが東南アジア市場に投じた資金は7億ドルほどだったことを考えれば、十分なリターンは確保されている
- Grabは最大のライバルの事業を閉鎖させることに成功。急成長中のフードデリバリーサービスのUber Eatsも含め、Uberのドライバー、顧客のすべてをリソースを手に入れることができた。
- Uberは今回の取引で最大の株主の一人となったことは間違いないとされ、 東南アジアはライドシェア市場としてもっとも有望と考えらえれているため、この市場で最大の企業の大株主となるのはUberにとってもその投資家にとっても理想的な展開。
- Uberは赤字を出す事業を止め、キャッシュを得るだけでなく、東南アジアのGrab、中国のDidiに大株主として参加することが可能となる。単なる金銭的価値を超えてUberがGrabに強い影響力をもつことを保証するものである。
上記の点において、今回の件が「Grabに買われてUberが負けた」というものではなく、お互いにとってWin Winな関係であることが説明されている。
こんな感じで今回の件、サクッとまとめてみました。
追記:3月30日
ついにインドでもOlaによるUber買収の動きかhttps://t.co/lYedZlNAqG
— Kayo Osumi (@kayoreena1021) 2018年3月30日
Uberインドから撤退したら帰国検討するぐらい不便になるなぁ。
— 斎藤康太 (@saitokota0627) 2018年3月26日
現地5年以上の斎藤さんはUber撤退と同時に日本帰国だそうです(笑)
KAYO OSUMI
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