Uberにはインドの「いま」がたくさん詰まっている

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kayoreena920

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月インド人材紹介会社Miraist 所属。インドで働き始めて毎日1本インドブログを更新。インドで働きたい人の背中を押すべく始めたインドブログが、最近の趣味となっている。
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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

ここ数日はインドの最大の光の祭典Diwaliのため、4連休を過ごしております。 

 

#happydiwali

Kayo Osumiさん(@kayo_in_india)がシェアした投稿 –

Diwaliといえば、インド在住の日本人にとって最高の旅行日和。多くの人がインド周辺の国や日本への帰国でインドから離れています。

そんな中私は、4日間ともインドで過ごします。

思えば過去1年間、インド国内を旅行したのはナシックとアーグラ(タージマハル)だけで、しかもどちらも自分から企画したものではありません。

つまり私は、この1年間、自分ひとりでは1度もインド国内・国外の旅行を企画してないのです。潜在的に、旅行より好きな過ごし方があるのかもしれません。

 

この4日間、私はどんな過ごし方をしているかというと、私はUberに乗って街をプラプラしています。しかも結構長距離です。2時間近く乗って、色んな場所を行ったり来たりしています。

そこで気づきました。私はこのスタイルで休日を過ごすのが、実は一番好きなんだなって。こんな貴重なディワリの休暇ですら、私のいつもの日曜日のようにUberに乗って街をブラブラしています。

なんで好きなのか。今日はそこを皆さんに伝えたいと思い、ブログを書いています。

 

一言で言うと、Uberには、インドの「いま」が全てが詰まっているんです。

 

そもそもUberとは何かというと、タクシードライバーとユーザーをマッチングするアプリケーションです。日本では使われているか、もう1年ほど離れているので知りませんが、インドではUberは市民の足です(言い過ぎ?笑)

インド タクシードライバーに突っ込みたいこと5個 vol.262

2017.06.09

インド 突然タクシーが使えなくなる vol.143

2017.02.10

過去にはこんな記事も書いています。

 

Uberが教えてくれる「インドのいま」

Uberでドライバーを呼ぶと、早いときだったら1〜2分。遅かったら10分たってもいつまでたっても来ず、ひどいときにはキャンセルされます。

その到着時間の打率(例えば5回中、2回は時間通り、2回は予定より遅れ、1回は来ないとか)から、サービスにおける時間の正確度合いをつかむことができます。

 

ドライバーは殆どの場合がヒンディーしか喋れません。そのため私は、いつも近くにいる英語の話せるインド人に変わってもらい「ドライバーにここに来るようにヒンディー語で伝えてくれ」と頼みます。そこからUberドライバーと同様の人たちの、現在の言語レベルを感覚的に知ることができます。

 

車は新車のものから、どこかでぶつけてきたボロボロの車、窓にヒビがはいった車、いろいろあります。

「こんなに凹んでたら修理するでしょう」「窓ガラスにヒビが入っていたら、修理するでしょう」そんなツッコミが入るうちは、まだそこに日本とインドの「車が壊れるレベル」の違いが存在することを知ることができます。

 

車に乗った瞬間、シートがすごく汚れていたり、車内の温度、車内の匂い、どれも快適ではない場合、車内の環境整備まで気にしていないというドライバーの意識を知ることができます。

 

流れてくるラジオの音楽や話題から、最近インドで流行っていることを知ることができます。私の印象では、ラジオではいつも同じ曲が流れていて、インドって日本ほど曲が多くないのかな?という印象。

逆に言うと、いつも流れている曲が決まっているため、何度も聞いて覚えて、その曲をインド人に歌ってあげるとすごく喜んでくれます。

 

音楽の曲調を聴けば、どういう音楽を好むのかわかります。私はUberで流れるラジオから、日本で流行るようなバラードの曲を聴いたことがありません。いつもリズミカルな曲ばかり。しまいには、Uberドライバーが口ずさむことも多々あります。

すごく稀ですが、中には気が利くドライバーがいて、私が外国人だとわかるとジャスティン・ビーバーの曲を流してくれて、英語の歌を聴かせてくれることもあります。彼らの持っているスマホの中の曲リストに、英語の曲も入っていること、そしてどんな海外アーティストが好きかということを知ることが出来ます。

 

彼らは運転中も、誰かと電話しながら運転したりします。お客の前でも堂々とプライベートな話や仕事以外の作業をするドライバーの姿から、ドライバーの階層の人たちの仕事に対する意識を知ることができます。

 

タクシースピードの遅い・速い、交通ルール、渋滞にハマってしまって動けなくなる経験から、この国の交通事情・インド人のスピード感覚、デリー・グルガオンの移動と距離の感覚を知ることが出来ます。

日本の人からすると「渋滞で普段30分で行ける道が2時間かかった」とか、わからないですよね。本当に起こるんです。ではどの曜日のどの時間帯、どこでそういう事象が起こるか。そういうこともUberに乗ればわかります。

 

UberPoolという他の利用者とのシェアする方法を使うと、Uberを利用するインド人の生活の様子もわかります。

彼らが使うスマホの種類を見れば、いま流行っているスマホの企業が中国か韓国かインドかその他か、わかります。彼らのお金の支払い方法を見れば、インドのキャッシュレス化が、タクシー利用者レベルの人でどこまで浸透しているかわかります。

彼らのドライバーとのコミュニケーション、または私とのコミュニケーション方法、彼らがUberで使う移動の距離、彼らの持ち物や立ち振舞から、何をしている人かということもわかります。

Uberから降りて、お金を支払う時、デリー・グルガオンのタクシー移動にかかるコストの相場、そしてそこから予想される運転手の給与、他のタクシーアプリとの金額の違いについて知ることができます。

 

 

Uberは最も快適で最強の観光バス

Uberは最も快適で最強の観光バスです。Uberから外を見ると、今のインドの姿がそのままあります。

きっと外はホコリまみれで歩けない…きっと外は暑くて歩けない…そんなときでも、そんな場所でもUberがあれば行くことができます。

「道端にこんなにゴミが落ちてあるのに気にならないのかな」

「あ、あそこでもマンゴーが売ってる。そろそろそういう季節かな」

「ここのエリアはお金持ちの人が多そうだな」

「ここのエリアは必ず物乞いの人がやってくるな。今日はタオルを売っているな」

「あ、ここのエリアは皆がイメージするインドに近いな。@@マーケットっていうんだ。今度行ってみようかな」

「いまはDiwaliだから、皆結構買ってるな〜」

こんな感じで、周りを眺めていると気づくことがたくさんあります。

 

 

インドを知るためには「観光」ではなく「日常」が大切

Uberに乗ることで切り取れる「インドの様子」っていうのは無限にあるんです。それはインドのブログを書く私にとって、宝の宝庫です。だから私は、Uberに乗ってプラプラする休日の過ごし方が一番好きなんです。

インドの場合、私にとって旅行に行くっていうのも結構ハードルが高いんです。移動距離が多いし、他の地域は、デリー・グルガオンより確実に利便性は劣るわけですから、諸々自分で調べないといけない。ただでさえ体力消耗する国なのに、休日までそこにエネルギーがさけなくて、いつもUberで近場を旅しています(笑)

一見、いつも同じことをしているように見えるのですが、まだまだ気づくことってあるんですよね。そこにはいっぱい「インド」が詰まっているからです。私はインド旅行に来た人に、ぜひ一度Uberに乗ることを勧めたいです。

 

きっと、1年後、2年後、5年後のUberに乗る感覚って、どれも違うと思うんですよ。グラデーションのように、日々変化していると思うのですが、私はそのちょっとした変化を楽しみながら、今日もUberに乗ります。

 

今日はDiwaliで時間があったので、普段思っていたことをブログにまとめてみました。少し長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました。










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函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月インド人材紹介会社Miraist 所属。インドで働き始めて毎日1本インドブログを更新。インドで働きたい人の背中を押すべく始めたインドブログが、最近の趣味となっている。