インドのスマホ市場について 〜インドで売れているスマートフォンはどれ?〜 vol.170

みなさんこんにちは!Kayoreenaです・ω・

先日「海外就職するとき、スマホはどうしていましたか?」という質問をいただきました。

 

最近は日本でも格安Simフリーで利用している方が多いですよね。私もその一員でした。

インドは日本より通信費が安く利用できるので、まずはご自身でSimフリースマホを準備し、インドに来てからSimを購入するというかたちでいいかと思います。

さらに質問にあったのは「インドでスマホ(Simフリー)は買えますか?」という質問。

 

うーん、難しいかなーー。。。

 

って、んなわけ無いですよね?!笑 インドでも、スマホ買えます。

今日はそんなわけで、インドのスマホ市場についてお話したいなと思います:D

 

インドスマホ市場、強いのは「Samsung」と「中国ブランド」

まずは「インドでどこの企業のスマホが売れているの?」と言ったところですが、答えは「Samsung」と「中国ブランド」2016年は、この2強でした。

 

調査会社Canalysによると、2016年のスマホ市場のシェアの内訳はSamsungが22%。

その後に続くのがXiaomi(シャオミ:中国企業)11%、Oppo(オッポ:中国企業)が9%、Lenovo(レノボ:中国企業)が9%、Vivo(ビボ:中国企業)が7%となっています。

Samsung,圧倒的ですねー!

圧倒的Samsungはサイバーシティのど真ん中にスクリーンを設置しており、存在感がある。

 

実は2015年まではMicromax、Intex、Lavaと言ったインド企業のプロダクトも約30%のシェアを持っており、上位トップ5にも入っていたのですが、2016年にかけて上記企業が圧倒的シェアを伸ばし、インド企業のシェアは11%まで減ってしまったとのこと。

中国ブランドがインドスマホ市場で強い理由

中国ブランドがインドスマホ市場で強い理由は「安い価格帯」と「潤沢なマーケティング資金」にあると言われています。

インド人は中国人同様、多機能のデバイスを好み、操作のしやすさだけでなく、低価格製品を好みます。

また、有名企業への忠誠心が薄いため、i-phoneのような高品質、高価格、高ブランドな製品よりも、中国製品のほうがマッチしていると分析されています。

それ以外にも、昨年の高額紙幣問題への対応の速さも一因とされています。

インド企業は、小規模小売店で現金でスマホを買うような消費者をターゲットにしていましたが、

今回の高額紙幣問題(インドの高額紙幣が一晩にして使えなくなった政策)で短期的に消費の勢いが落ち、

結果、小売店側が、インドのスマートフォンから在庫の動きが速い中国・韓国のスマートフォンへとシフトしていったとのことです。

 

中国スマホブランドの急激な成長

上記の通り、中国企業はインド市場で目覚ましい成長を遂げています。

特にXiaomiは、2016年に初めてインド市場での年間売上が10億ドルを突破(前年比+232%)。

Lenovoもマーケットシェアを11%拡大し、Oppoの出荷台数、なんと1500%以上に伸びました。

(1500%ってなんだ?!笑)

 

インドのスマホ普及率は2016年時点で約16%、人口でいうとちょうど2016年に3億人を超えました。(日本の全人口2倍以上の人がスマホを使っている!)

2018年には21.5%に増えると予測され、早ければ今年中に、米国を抜いて中国に次ぐ世界第2のスマホ市場になると見込まれています。

こんな感じでインドのスマホと言えば「Samsung」か「中国ブランド」がイケイケな感じです。

 

ちなみに私の友人PriyankaはSamsung。

よくSamsungのスマホで自撮りしてますが、何も問題ないクオリティです。

日本でSimフリースマホを買ってくるもよし、でもインドでも、安くていいスマホはたくさんありますよ。安心してください:D

「インドって、i-phoneはどれくらい売れてるの?」「日本ブランドは全然有名じゃないの?」等々、まだまだ突っ込みたいところもあると思いますが、今日はこのへんで。

今週末はホーリーというイベントで、皆が浮かれ気分だぞ。はやく帰ろうっとw

 

参考URL:

http://jp.techcrunch.com/2017/01/26/20170124samsung-and-china-domination/

http://forbesjapan.com/articles/detail/13853

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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