みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!
今日は現地スタートアップの記事を簡単にシェアします。とあるインドのショートムービーのスタートアップが資金調達をし、更に6月以降驚異的な成長を遂げているというニュースです。
インド政府が2020年6月にTikTokを含む59の中国のアプリを禁止することを決定して以来、あるショートムービーの企業は500%の成長率を記録。インド系はライバルが抜けて追い風。#インドメモ
Short Video Commerce Platform Trell Bags $11.4 Mn In Aftermath Of TikTok Ban https://t.co/B7soxaWqKH
— Kayoreena🇮🇳/ Kayo Osumi (@kayoreena1021) August 17, 2020
バンガロールを拠点とするビデオファーストエクスペリエンス発見プラットフォームTrellは、KTBネットワークが主導するシリーズAの資金調達ラウンドで$ 11.4 Mn(1140万ドル)を調達。
TrellはIITムンバイの卒業生チームによって2017年に設立されたショートムービーのプラットフォームです。主にライフスタイルに関する情報シェアに特化しており、旅行や地元の体験をシェアする目的で活用されているとのことです。そこから様々なコミュニティも作られており、現地の言語(約7言語)にも対応しています。さらにアプリ内での商品購入も可能。
この企業はこれまでにも1695万ドル調達してきていましたが、転機となったのはインド政府が6月にTikTokを含む中国系のアプリを禁止した施策です。それ以降、Trellはその後5日で1200万ダウンロードを記録し、成長率500%となりました。
全体としてアプリのダウンロード数は7,500万、月間アクティブユーザー数は2,500万です。過去12か月間に、同社は27倍に成長し、インドで著名なライフスタイルソーシャルプラットフォームの1つとして浮上しています。
インド系のスタートアップは全体的に追い風
もちろんTrellが中国系アプリの禁止令の恩恵を独占しているわけではありません。2019年6月の時点でインドで2億人以上のアクティブユーザーがいたTikTokの禁止により、短編動画共有プラットフォームのポジションに大きな穴が空きました。
例えば「Chingari」と言われる短編動画共有プラットフォームのアプリも、驚異的な伸びを記録しています。
これまで莫大な資金と勢いに押されてきたインド系スタートアップは、中国系のアプリがごそっといなくなった事により、新たなチャンスを手に入れたようです。
しかし一方で、インドの大手財閥であるリライアンスが何やらTikTokと交渉中という噂もあります。
インドで禁止中のTikTokについてインドのトップ企業Relianceと投資交渉中
TikTokへの投資は、石油事業最大手でインド最大企業であるReliacneが消費者との結びつきを強めるきっかけになる可能性がある。Reliacneは、国内最大の通信事業者であるJio Platformsも傘下にもつ。https://t.co/yGdzwbSkCO
— Kayoreena🇮🇳/ Kayo Osumi (@kayoreena1021) August 14, 2020
一旦中国系アプリは禁止されたものの、今後の動きによっては何か変更があるかも?しれません。現時点ではインド系スタートアップに関しては追い風。どこまでシェアを伸ばしきれるか、勢力図に注目です。
KAYO OSUMI
最新記事 by KAYO OSUMI (全て見る)
- 名探偵コナン 過去最高の興行収入 地方×アニメの新たな可能性 - 2024-05-27
- メルカリインドの2年目を振り返る 2023年で起こった重要事項 #MercariIndia - 2023-12-17
- インドでウェディングフォトを撮影しました ー準備・衣装編ー - 2023-06-14
- 第6回インド出張 バンガロール編 してきたこと - 2023-06-08
- 水曜夜10時 ラジオ番組「Tabata Bar」スタートしました #タバタバ - 2023-04-16