インド人エンジニアと「リモートワーク」で働くという選択肢 ー 次世代の働き方とはー

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ

みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!◎本日はp2p株式会社様の提供でお送りいたします◎

 

本日のテーマは「インド人エンジニアとリモートワークで働く選択肢」というテーマです。

 

皆さん、リモートワークで世界各国とつながり、仕事をしているエンジニアが増えていることをご存知でしょうか。日本ではまだ、全体の11%程度しかリモートワークに対応していないと言われていますが(2018年現在)アメリカでは50%を越える職業がリモートワークに対応しています。先日、Twitterの最高経営責任者兼共同創設者のジャック・ドーシーも、今後はオフィスへの一極集中を避けるべく、リモートワークの従業員をサポートすることに注力すると発表されました。

 

そして近年、インド人エンジニアの世界的な活躍の場もどんどん増えてきています。インド人エンジニアにとって重要なパートナー国として日本もそのうちの1つとして存在しています。最近だと、株式会社メルカリで2018年10月にインドのIIT=インド工科大学から30人のエンジニアを採用したことが大きな話題になりました。日本でのインド人就業も確実に増えてきています。

 

まだ日本では数少ないリモートワークですが、その数は確実に増えてきています。特にたくさんのIT人材を抱えるインドは、まさに良いビジネスパートナーです。今日のエンジニア業界において、海外とのリモートワークという選択肢、特にインド人エンジニアとのビジネスにおいては、今後日本のIT業界において重要な選択肢として広がっていくでしょう。

 

そのパートナーシップには、どのような可能性が秘められているのでしょうか。そして、それは実際に難しくないのでしょうか。

 

そこで本日はインド在住のインド人エンジニアとのリモートワークサービスを展開しているp2p株式会社の代表 中島明紀さん(以後中島さん)に話を伺いました。さらに日本人在住のインド人エンジニア Rishabh Kumar(以後Rishabh) も今回のインタビューにさまざまな意見を提供してくれました!

 

Kayoreena
中島さん、Rishabh,本日は宜しくおねがいします!

 

中島さん
こちらこそです。こういったインタビューは初めてでして少し緊張しますね…

 

Rishabh
インド人エンジニアのことは、日本では本当に話題になりますね〜!僕は2018年の10月に来ました。日本大好きです!今日は何でも聞いてください。

 

海外とリモートワークは「当たり前」になる時代へ

Kayoreena
今日のテーマは『海外エンジニアとのリモートワーク』というテーマですが、普通の日本の方にとっては『リモートでのコミュニケーション』と『海外エンジニアとの就業』というダブルで壁が立ちはだかってとても難しい印象がありますが、中島さんは今後この形が主流になってくるとお考えですか。

 

中島さん
今後は『海外のエンジニアとのリモートワーク』という働き方も、徐々に増えてくると思います。1つは日本のIT業界の深刻な人材不足です。もう既に、日本国内の良いエンジニアは何かの組織に所属していたり、個人で仕事を発注していたり、常に競争率が激しく、価格も高騰していますよね。

その中でエンジニアと仕事をしようと考えると、海外のエンジニアのメンバーと働くことを考えないといけないですよね。ただいきなり採用となるとハードルが上がってコストもかかるので「リモートワーク」という選択肢は、自然とたどり着く手段だと思うんです。

インドのエンジニアに注目している理由は、比較的報酬の価格を押さえられる点や、圧倒的なエンジニアの数で、日本との相性が抜群だと思ったからです。

 

Kayoreena
なるほど、自然な流れですね。中島さんは「インドのエンジニアに特化したリモートワークのプラットフォーム」をサービスとして展開していますが、インドではリモートワークは主流なのでしょうか。

 

Rishabh
インドには本当に多くのエンジニアがいるので、リモートで働いているメンバーも数多くいます。インドでは『医者』と『エンジニア』が『2大 稼げる職業』と考えられているので、ピンきりではありますがインドには本当に数多くのエンジニアがいるんです。

 

インドは毎年、150万人もの人がエンジニアとして輩出され、エンジニア養成の学校もこの10年で3000以上に増えています。日本ではインド工科大学=IITのトップ層がとても有名ですが、IIT以外でも、実はインドには優秀なエンジニアはたくさんいるのです。

 

p2p株式会社が提供する『インド人エンジニアとのマッチングプラットフォーム』

今後「海外エンジニアとのリモートワーク」が日本のIT業界で主流になってくるため、中島さんは「インド人エンジニアとのマッチングサービスP2Pクラウドを設立しました。インド在住のインド人エンジニアと日本のお客様をつなぐプラットフォームサービスを提供しています。日本では採用が困難なモダンフロントエンド技術(React、Vue.js, TypeScript, React-Native等)を持つインド人エンジニアをプロジェクトベースで紹介しています。

 

 

中島さん
インドを主な開発拠点として、小中規模ベンチャー企業の開発支援をしており、優秀なインド人エンジニアメンバーを揃えて、高品質なシステム開発を、受託・スポット対応しています!

 

Kayoreena
インド人とリモートで働くというアイディアは、中島さん自身、どこから生まれたのでしょうか

 

中島さん
僕自身が以前、リモートワークでインドの方と一緒に仕事をしたことがあって、その時の成功体験から「インドとのリモートワークは相性がいい」と思ったんです。

 

Kayoreena
いや、でも実際私もインドのメンバーとたくさん働いてきてますけど、そんな簡単にいかなくないですか?

しかもリモートなんてもっと大変じゃないですか(対面でも大変なのに笑)

 

Rishabh
まあ、かよさんの言ってることはよくわかりますよ…笑

P2Pクラウドがどうやってインド人エンジニアを現地から選んでいるのか凄く気になります。

 

厳しい基準で、インド人エンジニアを選出 「相性が良い人材」とは?

インド人エンジニア×リモートという、かなりハードな組み合わせと思われるサービスですが、p2p株式会社は現地のスタッフと中島さんによる独自の選考基準で日本人と働くのに相性がいいハイスキルなインド人エンジニアを選出しています。実際に中島さんが一緒に仕事をした経験のあるメンバーや、現地の信頼できるスタッフのスクリーニングによりその精度を高めているそうです。

 

実際にHPには、インド人エンジニアの詳細な自己紹介が載っており、そこで経験値とこれまでの実績の評価を確認することができます。

Kayoreena
インド人のレジュメって、実績が盛られていることが多いんですよね(笑)皆に聞くと「あれもできる!」「これもできる!」って返事が返ってくる。自己アピールはいいことだけど、実際に仕事を任せるとなると不安。

そのあたりはどうやってスクリーニングしているのでしょうか。

 

中島さん
実際にエンジニアはたくさん候補がいるのですが、P2Pクラウドに登録されるエンジニアはそのうちの20%程度。厳しい審査をクリアしたメンバーだけです。

僕たちがエンジニアを見る時に「どれだけの実績・経験があるか」と「ビジネスをやる上でのコミュニケーションが問題ないか」を重点的に見ています。

技術があることは大前提なので、まずは一定以上の期間、エンジニアとして実績がある人を選んでいます。そしてコーディングのテストも実際に行い、それの申告が真実かどうかも確かめます。僕自身もコードを書くので、例えば技術の話をした時に、その解像度でどれくらい理解をしているかを判断できます。

 

Rishabh
インド人って、激しい競争に常にさらされているので「常に自分をアピールするマインドセット」が備わっているんですよね。それは僕も含め(笑)

なので「何を言っているか」より「何をやってきたか」をしっかり見極めることが大事です。僕はインターンシップの内容を聞けば、大体の経験値は測ることができますね。

あと、インドのメンバーは「知っている」ことと「できる」ことを分けないで話す人がいるんですよ。1回読んだ技術書の内容を「実行できる」と言ってきます。なぜなら、僕たちは「失敗をすることを全く恐れていないから」です(笑)少しでもできることは「できる」と言います。

でも日本人からすると、完璧にできるかどうかは違いますよね。そのあたりは信じ切らないで、確認する必要があります。

 

Kayoreena
コミュニケーションにおいては、どのようなことを気をつけて確認していますか

 

中島さん
時間を守ってくれることや、嘘をつかないや、基本的なところを面接でみています。あとは、リファーラルで関係性がある人を優先的に採用するようにしています。

 

Kayoreena
日本のお客様は要求が高いので、日本の感覚に合わせられる人を選ぶのは重要ですね!

 

 

一番問題として起こることは何?

Rishabh
インドのメンバーと日本のメンバーが働くうえでよく起こる問題ってどんなのがありますか?

 

中島さん
そうですね。一番注意しないといけないことは『認識のズレがないことを確認する』ことですね。

よくある失敗事例として「言ったものと違うものができてしまう」ということがあります。よくよくプロセスを確認すると、指示の際に少し手を抜いてしまったりしてると、こういう問題は起こりやすいですね。

日本企業側の曖昧なゴール設定・要件定義が問題になる場合は多いですよね。日本企業同士なら「空気を読んで」何事もなかったかのように進む場合も、インド人が相手だと通用しない場合が多いです。

 

Rishabh
よくありますよね…。個人個人「役割の捉え方」は異なっていたりします。

例えば日本だったら「ゴールを伝えられて、そのプロセスは自分で考えて実行する」という仕事のやり方の人も多い気がします。

でもインドでは「言われた指示のことだけを忠実に実行する」というマインドを持っている人も多いです。

僕はそういったすれ違いが起こらないように、文字に書いて起こして見える化したり、一つ一つ噛み砕いて確認したり工夫をしています。

 

Kayoreena
そういった特徴があることがわかっていても、最初に失敗してしまうともう2度とシステムを使いたくなくなってしまいますよね。そういった初心者の方向けに、何か工夫をされていたりしますか。

 

中島さん
はじめて海外のメンバーと働く人も怖くないように「オンボーディング」のドキュメントを用意しています。リモートでのコミュニケーションではどういったことに注意すべきかなど、リモートワークを実行する上で押さえておきたいポイントをまとめています。

大事なことは「期待値」を揃えること。これは国問わず、多様なバックグラウンドを持つメンバーと働く環境においては、非常に重要なことですよね。

 

最初の一歩を踏み出そう 海外エンジニアとリモートワーク

Kayoreena
話を整理して聞いてみると、もしかしたら選択肢としてありなのかも?と思いますが、それでもやっぱり「実際どうなの?」と思う人にメッセージをもらえませんか?

 

中島さん
もちろんその気持ちもよくわかります。まだまだ「リモートワーク」の概念が日本では発展途上です。ですが合理的に考えてみると、IT業界においてプロジェクトをすすめる上で、海外のエンジニアとのリモートでの協業は欠かせない選択肢になってくることは間違いなしです。

 

Rishabh
僕は日本こそ「リモート大国」になる可能性を秘めた国だと思いますよ。なぜなら日本は仕事に対してしっかりプロセスを定義していくからです。そういった丁寧さは日本の強みです。

インドのメンバーも、日本の仕事のやり方が好きでぜひ働きたいと思っているメンバーも多いです。日本のしっかりした仕事は、僕たちのキャリアアップにもつながるので僕はとても好きです。そう考えているインド人エンジニアは他にいます。

 

中島さん
まだまだ認知が低い選択肢ではありますが、一度その方法に慣れると「リモートの海外エンジニアをマネーメントできる」という実績がつき、その人自身のキャリアにも直結しますよね。人材としての希少価値もあがります。

 

Kayoreena
確かに、これも新しいスキルとして将来的には重要な価値となっていきそう

 

 

編集後記

今回は初めて「インド人のリモートワーク事情」について中島さんにお話いただきました。まだまだ日本では主流な考え方ではないことは事実でしょうが、確実に世界はフラットになってきていて「いろいろな国の人が対等に、世界どこからでも働ける」環境は日に日に現実味を帯びてきています。日本国内だけの人材マーケットに目を向けず、海外との協業を選択肢に入れる思考は非常に重要であると改めて気づきました。

 

本編では解説できなかった「リモートワークの話」は、ぜひ問い合わせフォームより直接中島さんにお問い合わせください。

 

 

私自身、たくさんのインド人エンジニアと日々をすごしていて、彼らの優秀さを日々感じています。そのため、このやり方は今後もっと広がっていくでしょう。その第一人者として発信を続けている中島さんと、p2p株式会社の動向をぜひご注目ください!

 

中島さん
実際わからないことばかりだと思うので、少しでも興味ある方はぜひ気軽にお声掛けください!

実際、僕の活動は一種の啓蒙活動だと思っています。より多くの日本の方が、海外のエンジニアとのプロジェクト成功に向けて、僕は全力で応援したいと思っています!

 

 

中島さんのnoteはこちら!ぜひ発信情報もフォローしてください!

ABOUTこの記事をかいた人

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドで人材紹介会社にて現地採用で就業。インドで働き始めて毎日1本インドブログを更新し、2017年末まで400本ほど記事を更新。2018年1月から東京拠点に移し、インドと日本を行き来しながら、インドビジネス関連の情報を発信している。