みなさんこんにちは!インドブロガーのKayoreenaです。
今日はここ数日、インドのスタートアップ界隈で大きなニュースとして取り上げられているニュースを取り上げます。インド最大のフードデリバリーアプリZomatoが約12億ドルの新規株式公開(IPO)で売り出されました。
Can #Zomato’s #IPO, which kicks off today, usher in the age of successful public listings among startups?#ZomatoIPO #zomatoindia @zomato https://t.co/0uX7wBwCyj
— Inc42 (@Inc42) July 14, 2021
Zomatoは日本で言うUber Eatsのようなフードデリバリーのアプリでインドで2008年に立ち上がりました。デリバリーを提供し、更にはレストランのレビューも管理しています。
実はインド以外にも、スリランカやスロバキアから南アフリカまで、20か国の10,000を超える都市に事業を展開しています。
ZomatoのHPより 進出している国のリスト
Zomatoの3日間のオファーは、1株あたり72〜76ルピー(1ルピー=1.5円程度)の株価で、同社の評価額は90億ドルになると予想されています。株式の取引は7月27日に開始される可能性があります。
Refinitivのデータによると、2004年にTata Consultancy Servicesの11.7億ドルのIPOを上回り、インドで最大のテクノロジー製品の新記録を樹立することになります。インドには、少なくとも10億ドルの評価に達した企業である、いわゆるユニコーン企業はたくさんありますが、これまでの規模で公開された企業はありません。
Zomatoはすでに約200人の国内外の投資家に5億6,230万ドル相当の株式を割り当てていました。このリストには、タイガーグローバルなどの主要な投資会社、およびState Bank of India、ICICI、HDFCなどの国内最大の銀行からのインド投資ファンドが含まれていました。今月のZomatoの公募は、より多くのインドのユニコーンが今後公開される道を開く可能性もあります。
インドのオンラインフードデリバリー市場は、高い成長率を背景に、2023年までに125億3000万ドルに達すると推定されています。報告書によると、世界の成長率9.01%と比較して、国内のオンラインフードデリバリー市場は15%で成長しています。
一部のアナリストは赤字企業の高い評価に警戒している部分もあります。インドの経済は低成長と失業率の上昇により低迷しており、アナリストは株式市場のバブルに対する懸念を高めています。株式市場のバブルは、価値の高いテクノロジー企業が上場することでさらに強化される可能性があります。
最後に、過去にZomatoについて取り上げた記事を紹介します!
食べたい料理が60分で家に届くのは当たり前!インドのフードデリバリーも便利だと伝えたい #スマートインディア vol.319
KAYO OSUMI
最新記事 by KAYO OSUMI (全て見る)
- 名探偵コナン 過去最高の興行収入 地方×アニメの新たな可能性 - 2024-05-27
- メルカリインドの2年目を振り返る 2023年で起こった重要事項 #MercariIndia - 2023-12-17
- インドでウェディングフォトを撮影しました ー準備・衣装編ー - 2023-06-14
- 第6回インド出張 バンガロール編 してきたこと - 2023-06-08
- 水曜夜10時 ラジオ番組「Tabata Bar」スタートしました #タバタバ - 2023-04-16