MUM48の現地プレス発表の様子/ ユニリーバGSTで不正 他1本 vol.425

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

本日はインド駐在歴10年以上のいつもお世話になっている中さんより、最近のインドニュースで気になっているものをあげてみたいと思います。

Kayoreena
中さんの情報キャッチスピード早くていつもびっくりしている。中さんより早く収集するのが今後の一つの課題だ!

 

1.MUM48 ムンバイでプレス発表。グループコンセプトの発表

MUMBAI—Well-known film (“Pink”) and veteran television producer Rashmi Sharma had two new announcements to make as a “big surprise” on Jan. 16 at the Novotel, Mumbai.

She launched a new media company named Rashmi Raj Media Pvt. Ltd. (with partner Raj Khatri) and also announced its first collaboration called “MUM48 with the Japanese group “AKB48.” “AKB48” is a Japanese girl group from Tokyo and have sister groups in China, Japan, Indonesia, Philippines and more countries and have now shown interest in coming to India.

“MUM48,” the Indian counterpart, is going to be an opportunity to explore talents for any girl between the ages of 12 to 20. The show is less about talent and more about the passion to follow dreams.

~IndiaWest~ ‘Pink’ Producer Rashmi Sharma Announces New Venture ‘MUM48’ in Collaboration with Japan’s ‘AKB48’より

記事によると、MUM48は12歳から20歳の女子(Kayoreenaは28歳…)を集め、そこでの成長過程で才能を開花させ、成功していく姿をストーリーとして魅せるグループにしていくそう(そこはAKB48のコンセプトと非常に似ている)

彼女たちの夢を叶えていくチャンスを与えると同時に、女性の自立やエンパワーメントをコンセプトに社会的なメッセージも発信していく模様。

 

Kayoreena
ヒンディー語で理解できず。雰囲気だけでも伝われば…(2分位から)

 

ちなみに現地側代表のRahimi SharmaはPinkという有名な映画のプロデューサー

この映画は女性が男性から暴力を受けたことを訴えたのにも関わらず、女性側の主張が誤っていると逆に訴えられ、その事象に対しAmitabh Bachchanという弁護士を中心に戦い、正義を勝ち取っていくという、インドに残る伝統的な男尊女卑の考え方に、正当な主張をし戦う女性たちの姿が描かれている。

法廷でミナールは、人前で答えにくい質問にも答えなければならない。
女子は男子を信じて出かけてはならないのか?
お酒を飲む女子は悪いのか?
男子は飲んでも良いのか?
婚前に関係を持つことは罪なのか?

未だ古い考えや習慣の多く残るインドで色々な疑問が交錯する。

この映画はインドの都市部のシングルや、政治家と警察の癒着、新しいインドの中の古いステレオタイプ等が良く描かれている作品だと思う。

この作品を作ったのが、MUM48の仕掛け役、Rahimi Sharma。彼女はインド社会における女性の地位向上を強く訴えていきたいと考えています。

 

2.ユニリーバGSTで不正

ユニリーバが昨年11月15日からGSTの税率が引き下げになった(28%から18%)にも関わらず、改定前の金額のままにしており、不正に利益を得たとして、20億円程度の罰金を支払ったというニュース。

コンシューマーメーカーの痛い前例となってしまい、今後は似たような手法で国側の監視が厳しく入るのでは?と予想。

インド 独立後最大の税制改革「GST」が7月1日よりスタート 世界一簡単にまとめてみた vol.294

2017-07-14

*GSTわからない人はこちらの記事を読んでみてね!

 

ちなみに1月18日に開かれた会合でも一部税率が変更になることが発表されています。

83 の物品とサービスに課す物品・サービス税(GST)の税率改定を決定しており、家庭向け液化石油ガス(LPG)や飲料水など国民生活に直結する物品やサービスを中心に減税します。

2017 年7月のGST導入以来、複数品目の税率を引き下げるのは今回が3回目で今月 25 日から新税率を適用予定(発表からわずか1週間後で早すぎ)

中・大型とスポーツタイプ多目的車(SUV)の中古車で販売業者が得るマージンに課している基本税率は、28%から 18%に引き下げ。これ以外の中古車の基本税率も 28%から12%へ。20 リットル入り飲料水やバイオ・ディーゼルは 18%から 12%、民間業者が供給する家庭用LPGは 18%から5%にそれぞれ減税。

石油製品の輸送や政府機関に対する顧問料、テーマパークの入場料なども基本税率を引き下げるそうです。

 

Kayoreena
気まぐれGST!!!

 

3.Padmaavat,映画上映を巡り各地で暴動か

こちらもまたすごいニュース。

ディピカ・パドコーン主演映画『Padmaavat』の1月25日(明日!)上映を巡り、ラジプート(ラジャスタンなどインド中西部の武士階級)を侮辱する映画として反対するヒンドゥー至上主義者と、そんなシーンは真っ赤なデマと否定する映画製作側がいるが、

インド4州(グジャラート、ラジャスタン、チャッティスガル、マディア・プラデッシュ)は上映禁止を決めていたが最高裁判決で“禁止は禁止”にと上映予定となる。しかしそこに抗議するラジプートが抗議活動でバスに火を付けたりしている模様

映画は25日封切り予定で、西部グジャラート州では映画館周辺で暴力沙汰が報告されるなど、23日夜から抗議運動が激化している。

この映画は14世紀の王国が舞台。ヒンドゥー教徒の国王の妻パドマバティとイスラム教徒の支配者を愛人関係で描き、歴史を歪曲したとして抗議が起きている。

北西部ラジャスタン州と中部マドーヤプラデシ州は22日、裁判所に前回の判断を見直すよう求めていた。

ロイターよりhttps://jp.reuters.com/article/padmaavat-idJPKBN1FD0HO

 

こちらが映画の予告Movie

 

私がこの数日インドにいた感じではあまり直接的な影響はなかったけど、26日は共和国記念日だし、なんか暴動がおきても嫌だな〜。。皆さん、十分気をつけて下さい(できれば後日様子も教えてください)

 

以上、最近のインドニュースまとめてみました。

Kayoreena
新幹線プロジェクトで注目浴びるインドですが、実態は日常のニュースからのほうがよく見えてきますよ!!!

 

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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