インド 明日から飲酒が禁止になります 〜高速道路沿い500m以内飲酒禁止令〜 vol.197

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

新学期が始まって3日目くらい?皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

インドはサクラも咲かないし、新学期っていう感じもしませんが、4月1日におもしろいニュースが出たのでそれを皆さんに紹介します。

 

こちらインド駐在歴10年を超える中さんのFacebookより。

 

ヨコミネさんFacebookより。

 

佐野さんFacebookより。いつも佐野さんの一言コメントが面白くて良い感じ!

 

はい、上記の通り、インドは4月1日より

主要道路500m圏内の飲み屋のお酒提供が禁止になりました。

インド在住6ヶ月にして2度目の「突然禁止」シリーズ(一度目は高額紙幣停止)

 

道路の近くにあるレストランであれば、たとえそれが5つ星ホテルであったとしても、酒しか提供してない店だったとしても

全禁止です。

 

具体的に日本で起きたらどういうことになるのか?ということをちょっとシミュレーションしてみました。

道路から500m以内‥という図はできなかったので、駅から500m圏内がどんな感じか調べてみました。

例えば東京駅だったらこんな感じで、赤い丸のエリアが突然明日から飲酒禁止!と言われるような感じです。

東京駅、あんまり行かないから土地勘わからないけど、丸ビルはすっぽり入っちゃっていますね…

「おい!いきなり禁止って何事だ!」って言っても、禁止は禁止なのです。すごいルール策定ですね笑

 

私の東京で一番好きな街、新宿はこんなかんじ。ビックロとかあるあたりは見事に入ってしまっていますね。西新宿も京王プラザホテルとかアウトです。百貨店系もアウト。

 

そして、自分の地元、北海道札幌駅でやってみると

広くて駅の500m以内に店がない(笑)

すすきのも大通りも北海道大学も北海道庁も、、見事500m圏外だったため、何も問題ないですね(笑)さすが北海道。土地の使い方が桁違いでしたねw

 

こんな感じで試しに作ってみましたが、イメージ湧きましたでしょうか。

道路500m圏内の店アルコール禁止!と言われたら、今までそれで商売をやっていた人たちは、どうやって食べていくんですかね。アルコールしか提供していなかった店は、どうやって売上を作るんですかね。

そもそも、このルールが策定されたのは飲酒運転を減らすためらしいのですが、500m以内の店で酒を提供しなくても、少し離れた店でお酒を飲んで運転してたら同じことでは…??と、アホな私でも考えついてしまいます。

 

飲酒運転を摘発するには検問が効果的ですよね。でもそもそも、払うための罰金が用意できないとか、賄賂で通過できちゃうとか、いろいろ他にも問題があるのだと考えられます。

いろいろ書きましたけど、実際のところ、飲酒しない私にとっては余り関係ない話なので、そこまで打撃はありませんが(笑)

 

こういうルールが実際に施行される国なんですね。悪いということではないですが、なんというか、今後の展開を見守っていきたいなというところです。

 

追記:中さんより本件のコメントいただきました。

いずれにせよ最高裁判決をインドでは(他国でもと思いますが)かなり重いと思います。また人々の混乱には全く関心ありません

2001年頃、ディーゼルのオートリキシャが空気汚染を起こしているということで走行禁止のデリー高裁判決が出て、街が死んだようにリキシャが消えた日を覚えています。その代わりに現在の緑と黄色のデザインのCNGに変更になりましたが、当初はCNGスタンドが1個しか無い、CNGリキシャがあまり無い、と大混乱でした。

しかしこの強引さがないとインド人はなんのかんので言うことを聞かないので、これくらい当たり前の感覚です

カヨリーナは以前のブログでムンバイでは黄色と黒色の2色によるオートリキシャについてデリーで見ないと書いていたものですが、2001年頃にはデリーも全く同じ色のオートリキシャが走っていました。これがディーゼル・リキシャです。(デザインを国で決めているので全国統一です)。

ビハール州では禁酒令が出て当然ながら州の酒税が激減したそうですが、今も禁酒のままです。おそらくヤミがはびこっているでしょう。これらは警察や役人などの利権になるかと思います。

ハリヤナ州は早速州に入るタクシーに課税をするなどと発表していますから別の財源確保をするでしょう。なので禁酒令が解けるのは中々難しいかと思います。

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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