みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!
最近、インド在住日本人の中で話題なのがこの話。
《日系進出》吉野家、印に進出へ
吉野家ホールディングスが、インドに現地法人を設立したことが分かった。店舗開設を目指して、市場調査などを本格化する。
企業省会社登記局(ROC)によると、今月10日付で、首都ニューデリー近郊の北部ハリヤナ州グルガオンに100%出資の現地法人、吉野家インディアを設立した。資本金は1億5,000万ルピー(約2億5,000万円)。
同社の2018年2月期(17年3月~18年2月)連結決算は、売上高が前年度比5.2%増の1,985億円だった。このうち、海外比率は10%弱を占めた。海外店舗数は全体の26%に当たる837店で、米国や中国、タイを含む10カ国・地域に進出。牛丼チェーン「吉野家」、うどんの「はなまる」などを展開している。
ついに、吉野家がインドに進出です!名前は「吉野家インディア」
このニュースを見た時に、おそらく誰もが思ったこと…
ヒンドゥー教徒でも食べるやつは牛丼食べるだろうけど、それでもチャレンジ精神に溢れすぎだろう吉野家
インド出店って
豚丼も無理だしな。鳥丼になったらもはや別物— 日付 (@gugugurasan) 2018年4月18日
インドで最大多数は
牛食わないヒンズー教徒。
豚がアウトのイスラム教徒も多い。
吉野家が行って何をだすんだ。https://t.co/bsJz4JlemC— hsugisak (@hsugisak) 2018年4月18日
少し高級な日本料理店やムスリム地区やチベット人地区以外で牛肉なんて見た事無いし、ヒンドゥー教過激派が牛を殺したムスリムを殺害する事件もたまに起きたりするし、かなり不安^ ^#インド #吉野家 pic.twitter.com/2I2GY2WG8U
— KO=KI (@jp_mukai) 2018年4月17日
と、ネット上では話題になっています。
なぜ、インドで吉野家はうまくいかないと言われているの?
簡単ですが、インドで吉野家の進出がうまくいかない思いつく理由は下記の通り。
1.牛を神聖視するヒンズー教徒が8割を占める
2.ヒンドゥー教徒は一般的に菜食主義者が多い
3.北インドでは主食を米以外のもので摂取している
4.日本食の味付けはあまり好まれない
他にも、あげればあげるだけキリがないと思います。
そうだよ、吉野家。
牛が神の国で、牛丼は難しいよ…。
と言うのは簡単だ。
本当に大切なことは、このインドで「どうやって吉野家を流行らせるか」ということだよ皆!!
つまり、議論すべきは「吉野家の進出がインドでうまくいかない理由」ではなく「どうすればインドで吉野家の進出が成功するか」なんです。
そこで必要な考え方がローカライズするという考え方ですね!
世界的ファストフードチェーンのマクドナルドのとり組み
例えば、マクドナルドの取り組みとして、インドに構える店舗では「マックアルーティッキ(ジャガイモのコロッケが入ったバーガー)」や「チキンマハラジャマック(鶏肉のパテが入ったバーガー)」といった、ヒンドゥー教の禁忌に配慮したメニューがあります。
吉野家インド進出!インド在住としては激アツなニュースだが、とりあえず牛丼は無理。マックもビーフはないから、代替メニューでチキンやポークなんだろうか。今から妄想が広がってしまう。1号店、絶対行く!#インド市場 https://t.co/I71Mg4ZIpQ
— 鈴木慎太郎@インド🇮🇳×会計士 (@Suzuki_GC) 2018年4月17日
あとは、吉野家のオペレーションシステムを輸出するのかなとも想定。配置する人数を抑えて、早い回転率で回す飲食店の仕組み。
売るものはカレーやローカルフードなのかな。Paytmで電子決済可能にして、支払いもらくらく。
でもインドは人件費安いから、いっぱい人いても良い気もする。
また、今回の件を調べてる途中にこんな興味深い記事を発見。
インド人は牛肉をよく食べる。「牛肉輸出量」世界一の理由
こちらの記事によると、インドの市場には牛肉を食べる人は2億人もいるのだから、市場としては十分大きいと考察。
インドの宗教構成は以下の通りです。ヒンドゥー教80.5%、イスラム教13.4%、キリスト教2.3%、シーク教1.9%、仏教0.8%、ジャイナ教0.4%です。インド人といっても千差万別で、ヒンドゥー教徒は約8割なのです。
ここで注目すべきはイスラム教徒です。国民の13.4%ということは、約1億7567万人のイスラム教徒が存在する計算になります。
国内に抱えるイスラム教徒の数では、インドネシアに次いで多いのです。イスラム教徒は「豚肉を食べてはいけない」という宗教上の禁忌はありますが、牛肉は禁じられていません。インドではニハリという牛肉を煮込んだ料理が有名ですが、イスラム国家であるムガル帝国時代に生まれたものです。
キリスト教徒も牛肉は食べますから、インドには2億人もの牛肉を食べられる人たちがいるのです。
2億人といえば、ブラジルの人口とほぼ同じです。インドの牛肉市場は、かなり大きいのではないでしょうか?
そして実はインド、水牛の頭数は世界一なのです。
そのため、牛乳の生産量はアメリカ合衆国に次いで世界2位、そしてバターの生産量は世界最大を誇ります。
飼育頭数の多さもあり、実はインドの牛肉の生産量は世界11位。またインドは、牛革製品の生産地としても有名なのです。
2012年には水牛も含めると、牛肉の輸出量は世界最大に。年間の輸出量は168万トン、ブラジル(139万トン)、オーストラリア(138万トン)を大きく上回る数値になります。
このように、見方を変えると、人口の母数が多く多種多様性な国インドは、十分可能性があると考えられます。
番外編:Kayoreenaなら吉野家で何を売る?
はい、勝手にブログ記事で取り上げたので、最後に自分の意見も載せておきます。
どうでしょうか吉野家さん…。
日系食関連ビジネス参考記事:
既にインドに進出してきて、日本の食文化を広めようと活躍する日系企業はあります。
材料の調達や、現地の人達の雇用、コスト削減など、あらゆる課題はありますが、必ず対策はあると思うので、戦略を持って組み立てていくことが大切ですね。
ちなみに、牛肉がダメと思われているインドですが、場所によっては食べることができます。
まず、デリーのイスラム教地区のニザムディン。
モスク周辺に炭火焼のビーフ串の屋台があります。
柔らかく、スパイスも効いていて、とても美味しいです。
デリーの屋台で一番のおススメです! pic.twitter.com/H9s0rR3fGK— インド日本人宿Wildcatゲストハウス (@kuronekotourist) 2018年4月17日
あと、インド南部のバンガロールでは、普通にビーフステーキのレストランがあり、インド人もビーフを食べます。
おススメは、Portland restaurant。
1000 円で 350g のフィレ肉を食べられます。
日本語メニューもあり、和風ソースも選択可能! pic.twitter.com/OPGNo2wBy6— インド日本人宿Wildcatゲストハウス (@kuronekotourist) 2018年4月17日
すごい!牛タブーの国で牛丼チェーン!こういうチャレンジ精神ある会社はすごく魅力的!https://t.co/0cfxVGcBTT
— 翔 🇯🇵🇨🇦🇺🇸→🇮🇳 (@gentlekakekake) 2018年4月17日
KAYO OSUMI
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インドで牛丼は無理でしょ