インド人メンバー、初めての日本就業の話【株式会社エラン】vol.517

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

 

今日のトピックは「インド人メンバー、初めての日本での就業 」です。

 

今日、日本の深刻な人材不足と加速グローバル化を背景に、海外からのメンバーの日本就業は増加しています。特にインドからは、エンジニアをはじめとする多彩なタレントを持つメンバーの日本就業が増えています。

 

一方で、初めての海外メンバー受け入れに戸惑ったり、何から初めていいかわからない…といった声もあります。

 

今回は株式会社エラン様のご協力を得て、株式会社エランにおける「初めてのインド人メンバーとの日本での就業」の実際のエピソードを、皆さんとシェアします。

 

株式会社エランについて
Q: 株式会社エランはどんな会社ですか?

 

A: 病院の患者さま、介護施設等の入所者さまやご家族さまが 「手ぶらで入院・入所」「手ぶらで面会」「手ぶらで退院・退所」できるよう、 入院・入所生活に必要となる衣類・タオル・紙おむつや日常生活用品などを 日額定額制でレンタルいただけるサービス「CSセット」を提供しています。 

 

海外のメンバー、受け入れにはどんな準備が必要か

株式会社エランでは、インド現地の医療器具物流企業ともともと連携があり、今回、ビジネスミーティング、グローバル化・ダイバーシティ促進のための人材交流としてインド企業のIT責任者とデータサイエンティストの二人が、日本の方にやってきました。

 

期間としては1週間程度の日本滞在だったのですが、株式会社エランとしては初めての外国籍人材の受け入れということで、私自身がインドでの就業経験や、日系企業での海外メンバーのオンボーディングを担当していた経緯などもあり、受け入れの事前準備について少しだけお話させていただきました。

 

Kayoreena
初めて外国籍メンバーを受け入れる企業は「何からしたらいいか」という不安な気持ちもあると思いますが、まずは「全力で歓迎する姿勢」が大事であると思います。

異国で生活を始めることが不安なのは来るメンバーも同じ。お互い不安を抱えています。私達はむしろホーム(日本)にいるのですから、ずっしり構えて温かく迎え入れましょう

 

そして早いうちからの仕事での立ち上がりを期待しないこと。新しい住居に住み始めた場合、カーテンを揃えたり、ベッドが届かなかったり、電気ガス水道の手配をしたり、携帯電話を持ったり、やることがいっぱいです。慣れない日本語でのやり取りにも一苦労です(多くの場合、お店側が英語を話せないからです)

 

例えばインドだと、住居はもともと、家具家電付きで用意されていることが多かったり、社会人になっても実家暮らしのメンバーも多く、日本のように住居を借りて家具家電をすべて揃えることも、初めてだったりします。

 

そんな落ち着かない環境は少なくとも1ヶ月は続くので、仕事での立ち上がりを求めるのは酷です。まずは生活を整えてあげるサポートをしましょう。

 

Kayoreena
実際にエランさんは、人事課を中心としたウェルカムチームがコミュニケーションを盛り上げるようにさまざまな工夫をしたそうです。

例えばインドの国旗やウェルカムポスター、歓迎のメッセージを書いたホワイトボードを用意したとのこと。ヒンディ語が少しできる社員さんが、ホワイトボードにヒンディ語で歓迎の言葉を書いたり。大変喜ばれたそうです(これはかなり良いです!!)

 

実際の就業の様子

 

就業時の様子の話について、実際に人事の柴野さんにいくつか質問をしてみました。

 

1.メンバーの渡航前のイメージと実際に受け入れてみてどうだったか

事前に二人のお話をお聞きしていたため「どんな方がいらっしゃるだろう」と不安にならずに受け入れることができました。お2人とも本当に素敵な方で・・・
私が伝えたいことをなかなか英語にできない時にも、私のペースに合わせてくれる等、常にオープンな姿勢で接していただき、とても嬉しかったです。

 

2.今後の受け入れで、何か課題と感じたことはあったか?

今回の経験を社内にどう伝えて、会社としての財産としていくかが課題だと感じました。
東京・松本の2拠点のみで受け入れを行い、関わる社員数もそれ程多くなかったため、事前に留意点や意識する点などを共有することができました。
しかし、今後不特定多数の社員が海外メンバーと関わっていくことを考えると、やはり知識や経験の濃度が薄くなってしまうと思います。

 

▷こちらはホームパーティーの様子!

 

それを防ぎ、今回の経験を財産に変えていくためにもDiversity and Inclusion の特に「 Inclusion 」にスポットを当てて、会社全体に伝え続けていくことが大切だと考えています。

 

Kayoreena
これはとてもいい気付きだと思います。私も「インクルージョン」こそ重要であり大変だと思います。

 

そして最後にこちらの質問を聞きました。

はじめて海外をメンバーを受け入れる企業の方へ

実際に今回、はじめてインドのメンバーを受け入れてみて、同様に今後、海外のメンバーを採用する予定の日系企業に向けてのメッセージを最後に貰いました。

 

 

柴野さん:海外メンバーを”家族の一員”として考え接することが、一番大切だと思います。これは、大角さんから教えていただいた言葉でもあります。

 

私自身、受け入れ前に「英語が話せないから」とか「何となく恥ずかしいから」と、どこかで「できない理由」を探していた部分がありました。

 

しかし、大角さんの言葉にハッとし、”家族がはるばる日本に来てくれる”と考えるようになってからは喜んでもらうために自分が出来ることを探したり、一言でもいいから英語のフレーズを話せるように練習したり…と些細なことではありますが自身の行動に変化があったと感じています。

 

決して完璧でなくでも良いと思うので、大切な家族をおもてなしする時のようなあたたかい気持ちや気遣いがあると素敵だなと思います。

 

Kayoreena
はじめて接した日本のメンバーのことを、海外のメンバーも一生忘れないと思います。

 

今回は株式会社エランのメンバーの方のご協力を得て、初めてインド人メンバーを日本のオフィスに受け入れたエピソードをシェアしてもらいました。はじめての海外メンバー受け入れに、少し困惑している・・・という企業さんも、是非参考にしてみてください。

 

Kayoreena
異文化理解を体系的に理解したい方は下の本がおすすめです!異文化の違いを言語化し、何がモヤモヤの原因か?が非常によくまとまっています。

 

私自身、2018年、メルカリに40人、新卒海外のメンバーがやってくる時、何からしていいかよくわからなかったのですが、まずは顔と名前を全員覚えて、コミュニケーションをたくさん取ることからスタートしました。

 

基本中の基本ですが、まずは信頼関係を作り、仲間として信用してもらうこと。これは非常に重要です。特に海外のメンバーとは、言語の壁があればなおさら、無意識にも疎遠になってしまいがちです。いろいろなコミュニケーションの中で、関係性を築いていってください。

 

国籍が違えど、同じ人間同士。実は基本的なことは同じです。ぜひ皆さんも、新しい企業の形に挑戦してください!

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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ABOUTこの記事をかいた人

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。