みなさんこんにちは!Kayoreenaです(^^)
今日、ネットを見てたらこんなニュースを発見しました。
中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の日本での初任給が40万円以上だというトピック。
リクナビ2018に掲載されたファーウェイ・ジャパンの求人広告によると、募集職種は「通信ネットワークエンジニア」「端末テストエンジニア」「端末アフターサービスエンジニア」「研究職・アルゴリズムエンジニア」の4つ。月給は学士卒で40万1000円、修士卒で43万円に設定されている。年に1回以上は賞与があるというから、賞与が月給2か月分だとすると年収は初年度から560万円以上になる。
ファーウェイ…ああ、Huaweiか!
Huaweiのスマホはインドでも人気ですね。4月には日本でも記事が出ていましたね。
ファーウェイの設立は1987年。元々は携帯電話のネットワーク構築に必要な、基地局などの通信機器を提供する企業だった。その後、携帯電話端末も手掛けるようになり、現在は通信機器、端末いずれの分野においても世界有数の企業に成長。スマホの販売台数シェアでは韓国サムスン電子、米アップルに次ぐ3位の座を確保している。
http://toyokeizai.net/articles/-/167326
そんなHuawei(ファーウェイ)の初任給が40万超えという話題。
リクナビ2018によると、ソニーの初任給(2016年7月実績)は、大学卒で21万8000円、大学院卒で25万1000円となっているため、Huawei(ファーウェイ)には倍近い差をつけられていることがわかります。
どうしてこんなに高額な初任給?
これにはさまざまな意見があげられていますが、ネット上では
こんな意見があげられています。日経新聞によると、「日本の技術と人材を取り込み、日本や他の先進国で受注を増やす」のが狙いとのこと。
ネット上ではさまざまな意見が
日本の労働者「手取り20万円欲しい!www」
華為技術有限公司「40万だ」
日本の労働者「は……?」
華為技術有限公司「40万出すと言っている」
日本の労働者「うわぁぁぁああああああ!!!」(持ち家3LDK)(自動車)(子供2人の学費)(老後の貯蓄)— あるか (@aruka_u) 2017年6月30日
外国経営者A「なんか日本人って低賃金で働かせても文句言わないらしい」
外国経営者B「は?嘘つけ」
A「しかも積極的に長時間働いてくれるとか」
B「ないない」
A「これ見てみ…20年間平均年収上がってないんだぞ」
B「ええ…」ファーウェイ「日本に工場作ってみたけどマジだった」
— えだまめ (@sleepymame) 2017年6月30日
日本企業「あなたが輝ける職場!」「やりがいがある仕事!」「アットホームな職場です!」「がんばったぶんだけ報われる!」「グローバルで活躍できる!」「成長を実感できる!」「優しい先輩社員があなたを待ってます!」「夢を実現しよう!」「社会に貢献できる!」
ファーウェイ「初任給40万」
— うにたんは前科者になりました (@tana_p) 2017年6月30日
なんていうか、すごくセンス溢れるつぶやきに思わず笑ってしまったのですが(笑)私が気になったのはこの意見。
ファーウェイのニュース見てシンガの会計事務所の人が
・中国より作業にミスが少ない
・それにしてはシンガより単価安い
・インボイスの単語程度の英語なら日本人でも大丈夫
から一部記帳は日本に外注してるて言ってたの思い出した。
まさか日本が「良質で安価な労働力」を提供する国になるとは。— 野瀬大樹 (@hirokinose) 2017年6月30日
なるほど〜〜…でも最近、こういう視点の意見、増えてきている気がしますね。。。
「Japan is cheap」
この言葉は、「日本は安い」という意味ですが、私の昔からの知り合いで著名な日本人の株式投資家の方がおっしゃっていたものです。
日本はここ20数年、企業などが国内で生み出す付加価値(売上高-仕入れ)の合計である名目GDPが全く伸びず、物価などが諸外国に比べてとても安いのです。
私はこの「Japan is cheap」というお話を聞いて、とても興味深かったのですが、その際に、優秀な人材もとても安いのではないかと考えました。
中略
注目したいのは、こうした経営者層だけでなく、実は一般企業に勤める優秀なビジネスパーソンの給与も欧米に比べれば非常に安いということです。
日本では、一流大学を優秀な成績で卒業し、一流企業に入り順調に出世して部長レベルにまで出なって、ようやく先ほどのビジネススクール卒業後3年目程度の給与です。それも、かなり給与の良い会社ではないでしょうか。
そういう意味で、日本の人材は、とても「安く」雇えると私は思っています。
インド市場においては、「現在は」日本人現地採用ですら高給取り
上記の意見もありますが、インド市場においては、日本人の給与水準というのはVISA基準によって一定水準を保たれています。その水準というのがUSD25,000.
インド人大卒、スタートは月収25000ルピー〜30000ルピー程度。これは日本円で言うと42500円から51000円位です。日本人の現地採用の場合、年収USD25,000以上というのが決められているため、最低月収が135000ルピー〜140000ルピー程度。
こ日本円で言うと20万円前後で、日本と比べると低めですが、インド人の同年齢のホワイトカラーと比べると、その額はおよそ3倍にもなります。もちろん駐在の方はそれ以上もらっています。
インドで月収13万ルピーをもらうインド人は、相当なスキルを持っている人材で、経験10年以上のマネージャークラスの人材だったりします(職業の内容によって異なる場合もあります)インドでは「日本人」というだけでこの額が保証されるんですね。
今はまだ『日本人』というだけで重宝される部分、あるかもしれませんが、今後はどうなっていくんでしょう。数年後には、インドがもっと経済的な力をつけてきたとき、そのときも同じような条件なんでしょうか。
私たちは「日本人としての強み」を独りよがりに語るのではなく、相対的に他国と比べて、自分たちがどんな環境に置かれていて、同時にどんな強みを持っているかということを常に考えていかないといけないと思いました。世界はもっと、狭くなっていくでしょう!!ライバルはくすぶってる日本の友達ではなく、やる気満々の中国人、インド人、アメリカ人…かもしれません!
日本はもう
・安くてうまい飯を食べに行く国
・比較的安価で良質の労働力を求めて外資が進出する国
になった感がある。— 野瀬大樹 (@hirokinose) 2017年6月30日
Kayoreenaとは?…本インドブログライター。
2016年9月よりインド就業を開始し、赴任2日目から毎日1本インドブログを更新中。Kayoreenaはオリジナルネーム「Kayo」とインドのボリウッド女優「Kareena」をミックスしてつけた名前。
本業はインド就職の人材紹介Miraist 所属。インドで働きたい人の背中を押すべく始めたインドブログが最近の趣味となっている。
また、インドで働く日本人女性のインタビュー「Miraist Woman」の編集長も勤めている。今の目標は日本のメディアでインド連載を持つこと。
KAYO OSUMI
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