日本で働く若きインド人エンジニア達 〜東日印刷株式会社を訪問〜 vol.416

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

 

2018年、日本帰国1発目のインドネタです。今回は、日本で働くインド人エンジニアをご紹介したいと思います。

 

Kayoreena
現在、日本国内でもインド人エンジニアの採用に関して動き出している企業が増えてきていますね。メルカリの採用に関しては先日記事になりました。

 

 

実は以前、私のブログでPIITs【卒業後の進路選択を目的として世界の理工系大学の最高峰に位置するインド工科大学3年生を2ヶ月間、インターンシップとして日本で就業体験させるプロジェクト】をご紹介させていただいたのですが、

こちらの記事が御縁で、実際に東日印刷の岩本さんからご連絡いただき、今回実際に企業訪問をさせていただくことになりました。

優秀なインド人エンジニアを日本へ!日本でインド人エンジニアと働く方法 vol.342

2017.08.30

 

 

*実際に訪問させていただいた東日印刷さん/ 〒135-0044 東京都江東区越中島2丁目1−30

 

実際に訪問すると、PIITsのホームページで紹介されていた岩本さん、そして、ラヴとゴパールが出迎えてくれました。

 

Kayoreena
インド人が、日本で働いてる!!!!すごい!!!(これ本音)

 

岩本さん
本日はお越しいただきありがとうございます。

 

 

PIITsのHPに飛ぶと、TOPで紹介されているのがラヴとゴパール(岩本さんの事例)

PIITsのHPより引用

 

Kayoreena
岩本さんの会社でインド人エンジニアを採用するに至った経緯を教えていただけますか。

 

岩本さん
東日印刷株式会社は、毎日新聞グループに所属する日本最大級の新聞印刷会社です。1日300万部の新聞を印刷して世に送り出しています。

しかし、印刷事業だけでは今後の売上の増加が見込みにくいため、社内にWeb制作チームを2014年から設けました。メンバーを選抜し、技術を習得してもらい、自社サイトや毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社などグループ企業のWebサイトリニューアルを含めた業務に携わってもらっています。

そこのチームからPIITsのプロジェクトを導入しインド人エンジニアをインターンとして受け入れてみないかという提案があったのです。

 

Kayoreena
実際にインターンを受け入れ、インド人と働いてみてどうですか

 

岩本さん

彼らは非常に優秀です。

*インド工科大学は入学試験において東京大学の何十倍もの倍率になる難関大学であり、その中でも上位10%の超優秀層であるコンピューターサイエンス専攻の学生に2人は当たる。

PIITsでは就職前にインターン期間を2ヶ月設けているのですが、その期間内に社内のスケジュール管理のアプリを作ってくれました。【Googleカレンダーのような社内管理カレンダーを見せてくださる】

このレベルのアプリをあっという間に作ってしまいました。難易度はどれくらい?と本人たちに聞いたら、レベル5のうち3くらいだと言っていました。多分お世辞も含んでいるから、本当は2くらいの作業なのかなと思っています。

その他EIGHTのような名刺管理のアプリも自社用に作成してくれました。この2つのプロダクトは非常にレベルが高く、関連会社への有料での導入も検討されている段階に入っています。

 

Kayoreena
インドで働いていた身として、インド人が日本の労働環境に馴染むイメージがあまりなかったので驚きました。

 

 

ゴパール
Kayoさん、確かにインドと日本は大きく違いますが、働き方はその人や業界によるものが多いです。エンジニアはゴールを決めて成果物を出すという、至ってシンプルなやり方です。僕たちはプロダクトを完成させることに集中しています。

そして、東日印刷の皆さんはとても親切に良くしてくれています。今年のお正月は、岩本さんのご家族に招待いただいて、一緒にお祝いしたりしました。

岩本さん
ラヴとゴパールは、日本人と同じ給与形態のテーブルには乗せていません。1年ごとの契約にして、実績を上げれば契約更新時に給与を上げていくことにしています。新しく制作したプロダクトの売り上げの内、いくらかをインセンティブとして給与にプラスしていこうと考えています。

 

Kayoreena
まさに。彼らに合わせた報酬体系ですね。諸々含め、インド人の方々が働きやすい環境を提案してあげる姿勢、すごく大事ですよね。

 

お昼や食堂でランチを頂きましたが、ゴパールはビーフカレー、ラヴはステーキを食べていた(笑)

 

Kayoreena
なぜ日本で働こうと思ったの?

 

ゴパール
僕が所属していたIITでインターンの募集をしていた際に、外国企業からのオファーが少なかったんです。その中にPIITsのプロジェクトを発見しました。日本に対してはいいイメージをもっており、文化にも興味がありました。日本=ハイテクノロジーというイメージもあり、経験を積むにはいい環境かなと思いました。

 

ラヴ
僕は新しい環境に飛び込みたいと思いました。インターンではUKの企業もあったのですが、リサーチがメイン業務だったため、僕は実践的なインターンをしたいと思っていたのでPIITsのほうがマッチしていました。

 

Kayoreena
日本からのオファー以外に、どんな国のインターン、就職先がありますか?

 

ラヴ
アメリカ、シンガポール、イギリス、アムステルダムあたりですね。

 

 

Kayoreena
ちょっと意地悪な質問ですが、インド人にとって報酬ってすごく大切ですよね。私のイメージでは、諸外国のほうが報酬が高いイメージがあります。

 

 

ゴパール
確かに、報酬は大切です。しかし、どこの国もインドよりは報酬が高いです。インド人エンジニアだとインドで年間10Lackくらい(170万円程度)あとは個人が積みたいスキルや身を置きたい環境によります。アメリカは日本より報酬が高いけど、生活コストも高いから、バランスが大切です。

 

Kayoreena
日本に来て、大変なことはありますか?

 

ゴパール
言語と食事です。言語は、仕事においてはほとんど日本語を使わなくてもいいのですが(プログラミングにおいて)普通の生活では日本語がないとしんどいですね。いま勉強しています

 

2017年12月の日経新聞にも2人の話題が取り上げられている。

 

Kayoreena
2人の将来の展望を教えてもらえますか?

 

ゴパール
最低でも2年は働いて、日本での経験値を付けていきたいです。その後はずっと日本にいるかもしれないし、アメリカの大学院での研究も興味があります。若いうちに、いろいろな経験を積みたい。しばらくはインドに帰るつもりはありません。

 

ラヴ
僕もまずは日本でもっと勉強を頑張りたいです。その後は大学院に行くことも視野に入れています。

僕は一人っ子なので、家族がとても親身に応援してくれています。今年の4月にはインドから日本に家族が旅行で来る予定です。

 

 

Kayoreena
今後、日本で活躍するインド人エンジニアは増えていくと思いますか

 

ラヴ
増えていくと思います。今日本とインドの両国間の関係はすごく良いです。日本側も、今後の人口減少に備えて、外国側からの受け入れを積極的にしていく必要があります。

Kayoreena
岩本さん、インド現地では、インド人と働くことに苦労している日本人が多くいるのですが(笑)ゴパールとラヴはすごくリラックスした感じで働いているように見えます

 

岩本さん
彼らと一緒に働いていくために、僕達も英語のレッスンも受けたりして、少しずつ内容を理解できるように取り組んでいます。僕達にとっては初めての挑戦なのですが、少しずつ外部からも「おもしろそう」と反響をいただくことが増えてきています。

私たちも英語やグローバル化とは無縁の企業だったのですが、きっと近い将来、外国人と働くことや仕事で英語を使うことがどんどん当たり前になってくると思います。ぜひPIITsを通じて、多くの人にインド人エンジニアと働くきっかけを知ってもらいたいです。

 

 

企業訪問を終えて

 

正直、インドで働いていた身として、日本の企業にインド人エンジニアが適応するのはすごく難しいだろうと思っていたのですが、東日印刷さんの事例を実際に見て、双方の歩み寄る気持ち(本人たちはそこまで思っていないかもしれませんが)があれば、一緒に働くことは全然不可能ではないのだと思いました。

ふたりとも、新卒で日本に来たとのこと。その覚悟もすごいし、その2人を受け入れている東日印刷さんもすごい。もちろん、全てがすべて順調でないこともあるかもしれないけど、この取り組みが私たちに与えるインパクトは大きいと思います。いろんな日系企業にも、この取組み知ってほしいなと思い、今回は記事にまとめてみました。

 

東日印刷の皆様、岩本さん、そしてラヴとゴパール、お忙しいところお時間いただき本当にありがとうございました。

 

Kayoreena
2月になったら、ラヴとゴパールと一緒に東京散策しようかと思います!もし興味のある若手いたらぜひ!

 


ABOUTこの記事をかいた人

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドで人材紹介会社にて現地採用で就業。インドで働き始めて毎日1本インドブログを更新し、2017年末まで400本ほど記事を更新。2018年1月から東京拠点に移し、インドと日本を行き来しながら、インドビジネス関連の情報を発信している。