江戸と平成が隣り合わせの国 インド vol.223

みなさんこんにちは!Kayoreenaです☆

今日面白い話を聞きました。ある人とご飯を食べていた時の話です。

 

GWなので、日本から来たゲストの方も一緒でした。

「どうですか?インドの印象は」

 

その方の答えは、

「そうですね。思っていた以上に、全然だいじょうぶな国でした」

 

…まあ、こんな感じですよね(笑)

旅行者の人は、インドのことを面白おかしく旅のエピソードとして日本に持って帰るから、インドの発展途上なイメージが強いと思うのですが、

それって「日本に忍者はいますか?」と同じレベルの話だったりもします。

 

一方で、確かに皆がイメージするような「インドらしい」一面も、まだまだ健在しているのは事実です。

どういう一面を「インド」として認識するかだと思うのですが、今日はこんな例えが出されていました。

 

「インドという国は江戸時代の暮らしをしている人もいれば、明治の人もいる、昭和の人もいて、平成の人もいる。そういう国なんです」と。

 

あーー。なんか、この例え、すっごいしっくりくるかも!!!と思い、忘れないようにブログに書いておきます。

 

江戸時代と平成…

 

例えば「洗濯」

 

江戸時代の洗濯はこんな感じ。

 

ほとんど様子は同じだけど?明治・大正と少し進化し、

 

 

新しい文明の利器「洗濯機」が登場

 

 

 

最近はもっともっと便利になり、様々な洗濯機があります。

 

そして、

 

こちらは2006年(平成)のインドの洗濯の写真

 

あれ・・・これは

 

ちょっと似てる?!

 

次に

例えば「乗り物」

 

こちら明治時代。

 

インド、2017年(平成)

 

…に、似てる?!?!

 

確かに、

時代が混在してる・・・!!!

 

でも

こちらはパナソニックが開発した「カレーの汚れを落とすためのコースがついた洗濯機」最新のものです!

 

 

車に関してはこんな開発もされています。

インドのタタ自動車が開発した「Airpods」は、「圧縮空気」で動く車。175リットルの空気を格納することができ、125マイル(201キロ)を走行できるとか。最大時速はなんと80km。

 

このように最新の研究や開発が進んでいる分野もたくさんあります。

 

日本だったら、いまどき自転車に乗せてもらって、通勤したり、会社訪問したりする人はいないでしょう。インドで走っているオートリキシャすら、乗るのに抵抗を感じると思います。

 

「今日は天気が良いから、ちょっと川で洗濯しようかな…」

なんてならないですよね(笑)

 

でもインドには、

2017年の今日でも、未だに川で洗濯する人がいますし、自転車のわずかな運賃を稼いで生計を立てている人もいます。

例えばオフィスビルのすぐ近くにはスラム街があって、そこに住んでいる人たちは、日中オフィスビルのお手伝いさんとして働きに来ています。

給与はわずか2万円〜3万円程度です。

 

最近は、そういう貧困層に向けたBOPビジネスが拡大しています。そこに住む人たちは、100円のシャンプーすら買えません。

でも5円なら買えます。

そういう人たち向けに、日本でいう試供品くらいな小さなパックのシャンプーを作り、販売するのがBOPビジネスです。

彼らはそのシャンプーを、1週間かけて使うんだそうです。それでも、彼らにすると、今まで「綺麗になりたい」と思っていた願望を叶えられる画期的なアイテムなのです。

金が余るほどあり、どんどん建っていく新しい高層マンションをバンバン購入していく富裕層もいます。世界に散らばるインド人の資産は、計り知れません。

 

こうやって、今でも日本の江戸時代のような生活をしている人もいれば、世界の最新情報を独占し、最先端技術の恩恵を享受している人もいます。そんな国がインドです。

 

江戸と平成が隣り合わせ

そんな事を言っていて、まさにそのとおりだなとすごく納得してしまいました。

 

インドの良いところは、江戸時代の生活をしている人に向けても、平成の生活をしている人に向けても、ビジネスのポテンシャルが高いというところです。

これからインドでビジネスを展開する人は、インドのどの層に向けたビジネスかをしっかり見極めないといけません。3円のシャンプーを売るのか、1万円のシャンプーを売るのか。どちらにも可能性があります。

 

日本に住んで暮らしているだけでは到底想像できないでしょう。日本はよくも悪くも「平成の暮らし」ができてしまうからです。

そのためにはまずは、実際に足を運んで見てみることが大事ですね。

 

うーん。やっぱりトータル面白い国だと思います。

 

 

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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