トランプ政権 インド人VISA発給要件厳格化 影響は vol.162

みなさんこんにちは!Kayoreenaです☆

木曜日ですね。ちょっと更新が遅れてしまってすみません。

 

今日はインドのニュース記事からブログを書いてみようかなと思います!

 

今回は「アメリカのインド人ビザ基準厳格化」についてです。

 

産経ニュースによると、英BBCテレビなどは1月末、米国の一時就労ビザ「H-1B」の取得要件について

最低年収を6万ドル(約680万円)から13万ドル(約1470万円)の2倍以上に増やすことを盛り込んだ法案が議会に提出されたと伝えた。

外国人の就労ビザプログラムは、米国民および現時点で合法的な居住者の人権を保護し、政府に忘れ去られていた米国の労働者とその職を守ることを優先する必要がある、としている。

 

つまりどういうことでしょうか?

 

簡単に言うと「アメリカにおけるインド人の最低給与水準が上がり、今までより優秀な人材しかアメリカで働けなくなった」ということです。

 

インド人エンジニアにとってアメリカで働くことは憧れ

 

先日書きましたが、インドは「IT大国

産業として発達し、一気に金持ちになれる可能性を持つITエンジニアはインド人にとって重要な職業であり、多くのインド人男性は、家族に「エンジニアになれ」という教育を受けるそうです。

日本で言う「医者になれ」「弁護士になれ」と似たような感じでしょうか(今日は一概にそうとも言えませんが)

 

晴れてエンジニアになった優秀なインド人は、国内だけでなく海外での就職を希望します。海外で働くほうが箔が付きますし、給与が高いからです。

その第一候補地としてあがるのがアメリカなのです。

 

インド人エンジニアの最低基準が厳格化

 

今回のニュースは、アメリカで働くインド人エンジニアの就労ビザ取得基準が上がるかもしれないという内容。

今まで「6万$以上」の給与が保証されていたものが、今度は「13万$以上」

「やった!もっと給与が保証される!!!」

いやいや、違いますよ。

「〜13万$の価値しかないエンジニアは、アメリカで働いちゃダメよーー!(その分アメリカ人に働いてもらうから)」

ということです。

十分高いインド人エンジニアですが、今後はさらに能力のあるエンジニアしかアメリカに渡れなくなる可能性があるという話です。

この厳格化の背景は、簡単に言うと、アメリカ人の雇用を守るためと言われています。

 

同様のことはアジアでもおきています。

特に、シンガポールのVISA基準は頻繁に変更されているイメージがあります(数日単位とかではないけどね笑)

優秀な外国人が来て国のために働いてくれるのは助かる!→

→でも、母国の人たちが仕事を奪われて失業…これはいかん!

→今度からは選抜します!本当に優秀な外国人だけ来てください!

こういった流れですね。

 

インド人エンジニアの行方は??

今後設定されるかもしれないVISA基準を突破できないインド人は、どこにいくことになるのでしょうか??

A.他の外国で働く

はい、優秀なエンジニアなので「職に困るーー!!」ということはないですね。

同じ英語圏であるオーストラリア、ヨーロッパではドイツ、フィンランド、アジアだとシンガポール…このあたりが候補に上がってくるそうですよ。

インド人エンジニアは元々英語も話せるので、国は困らないですね。

もちろん

日本に来ることもありますよ。

特に、日本は深刻なエンジニア不足。現在、日本における人材派遣は、エンジニア部門だけが業績を良くしていると言われています。インドはエンジニア余り。需要と供給はぴったりです^^

 

 

日本人のアジア就労基準も、年々少しずつ上ってきています。それは、海外就職している日本人の数が少しずつ増えてきているからです。

こうやって、どんどん世の中の基準って、難しくなっていくのかなーなんていうことを少し思いました。

常に時代に合わせて、自分の希少価値を高め、スキルを磨いていかないといけないですね☆

 

*今回の記事は一部アドバイスを頂いて執筆しましたが、もし違うところがあればご指摘ください!

 

ではまた☆


 

 

 

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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