インド初 日本人経営のインターナショナル幼稚園 Japan International Academy vol.175

みなさんこんにちは!Kayoreenaです・ω・

 

3月中旬になり、もうすぐ新学期ですね。

最近は、後輩のFacebook投稿に卒業式のことが載ってあったりして「あー、また1年が過ぎたんだな」と感じています。日本はサクラの便りもそろそろ届く頃でしょうか。

インドは、4〜5月が1年で最も暑い時期で、50度近くいくそうですよ。サクラどころではありません。花見をしている暇があったら、まずはエアコンのスイッチをつけないといけないですね笑

 

そんな中、新しい学期にむけて、今回はインド初の日本人経営のインターナショナル幼稚園

Japan International Academy

をご紹介させていただきます

所在地11, Club Marg, DLF Phase 1, Sector 26A, Gurugram, Haryana 122002
電話0124 401 6000

本日園内を案内してくださったのは、園長の江頭知華子さん。

インド人の方と結婚した江頭さん自身も、2人のお子さんを持つお母さんです。

こちらが全体写真。白い建物の前に立派な門があり、警備員が配置されています。

赤と白の「Japan International Academy」の看板があるのが特徴。

 

さっそく、中を案内していただきました!

入り口を開けると、木目の床と、色鮮やかに装飾された空間がありました。

 

先程の写真は入口から撮った写真で、こちらは室内の奥から撮った写真です。ガラスで囲まれた客室の壁には、折り紙で虹の装飾がされています。

 

日本的な細かな折り紙による装飾もされています。

 

こちらは絵本コーナー。こちらの装飾もPopで可愛らしいですね!

 

インターナショナルスクールならではの英語の本もたくさんありました!

 

「日本の絵本は、ないんですか??」と聞いたところ、もちろんあります!ということでいくつかご紹介いただきました。

はじめてのおつかい、ぐりとぐらとかは、私もよく読んでいました。

日本の絵本から学ぶ日本の文化や習慣というは、たくさんありますよね。英語の絵本、日本の絵本があり、幼少期からいろいろな話に触れて、いろいろな価値観を形成できることはとても貴重であるといえます。

 

こちらはお部屋の様子。学年別に色が分かれています。部屋の名前は「Melon」「Apple」など、果物の名前になっていてインターナショナルっぽい感じ・ω・

 

 

オリジナルデザインの装飾がたくさんされています。

 

こちらも手作りでつくられた模型。実際に外に出て、太陽の位置を確認して、宇宙の構造を教えてあげるんだそうです。

 

園長の江頭さんは、ニューヨークやイギリスでの生活経験があり、当時ご自身で調べた海外の教育の良いところも、たくさんこの幼稚園に反映されています。おもちゃも海外から取り入れたものがたくさんあります。

 

こちら、園で先生として働く今田ゆりこさん(先日ホームパーティーにも来てくれました!)

 

壁には英語で教室でのルールが記載されてありました。

 

空気清浄機もきちんと設置されています。あたり前のことかもしれませんが、非常に大切なことですよね。

 

 

これら写真のように、内装は細かいところまで可愛らしく装飾されており、先生たちのオリジナル教材も豊富に準備され、さらに、日本にはないような海外のユニークなおもちゃも多く、園の環境は非常に充実していると言えます。

 

しかし、Japan International Academyはこれだけではないのです!

実は…

地下に巨大遊具エリアが登場!

階段を下りると、そこには子どもたちにとって天国のような環境が!!

 

さっそく関野さんが遊び始めましたww

 

「ゆりか、これで遊んでみるか?」

 

「ほらほら、楽しいぞ!」

 

関野さん、おいくつでしたっけ??笑

 

 

皆で乗って遊べるブランコも登場!

関野さんが乗っても壊れなかったのでご安心くださいw

 

関野さんのようにはしゃぎすぎて疲れた子たちは、こっちでおままごと遊びもできますよ。

 

初めてみた時、こんな空間がインドにあるの!?と悲鳴をあげてしまった巨大遊具エリア。ここを一旦見てしまったら、子どもたちはもうすっかり虜になってしまうのではないでしょうか。

Japan International Academyができた理由

インド初の日本人経営によるJapan International Academyはどのような経緯で誕生したのか、江頭さんに聞いてみました。

 

すると、そこにはこれまで歩んで来た江頭さんの育児経験やエピソードにたくさんヒントがありました。

2,014年から、江頭さん自身のお子さんもインドにある日本人学校に通っています。

もともと欧米での海外経験が豊富な江頭さんは、インターナショナルスクールにいれようかと考えたそうなのですが、

小さい時に「日本人らしさ、日本人の気持ち、日本の道徳を身に着けて欲しい」という思いで、日本人学校を選んだのだそう。

実際、日本人学校の教育は想像以上にとてもしっかりしており、日本の精神は子どもたちにきちんと行き届いていると江頭さんは感じました。

 

一方で、子どもたちが日本人学校に通っている時に、こんな経験もあったと江頭さんは教えてくれました。

「私の子供はインド人と日本人のハーフであるため、日本人学校に付属していた幼稚園の子達から「インド人!インド人!」とからかわれることがありました。

インドという多様性のある国で、こういう言葉が出てくることに私はびっくりしましたが、子どもたちは、決して差別的な意味で、悪気を持って言っているのではないのです。

 

子どもたちが意識せず、こういう言葉を発してしまうのは、子どもたちの取り巻く環境をつくる私達大人の言動・行動が原因です。

 

例えば「もう、インド人はいつも時間に遅れてくる!」「インド人の車の運転はひどい!」「インド人は順番ぬかしする人が多いんだよね」等、ついつい、お母さんたちの井戸端会議で、日常のドタバタをこんな風に言ってしまうことがあります。

私も同じように感じることはありますし、いわゆる「インドのあるある」を話すことは全く問題ないのです。

しかし、それが子どもたちの耳に届いてしまうと、子どもたちに誤った認識を与えてしまうきっかけになってしまうことがあります。意外と子どもたちって、大人の話をよく聴いているんですよね。

「インド人は…」「インドって…」 その言葉は教育となり、子供は真っ直ぐに受け取ります。

日本人環境でしか育っていないと、何が差別になるかわからない、何が人を傷つけるかわかっていない。文化や人種の違いに普段から焦点をあてることがないから、そうした発言、思考が生まれてしまうのかもしれません。

私はこの経験を元に、Japan International Academyでは、もっと多様性のある環境で子どもたちを育てていきたいと思ったのです。」

日本の教育の素晴らしさも教えたい。同時に、もっと外に目を向けた、多様性のあるインターナショナルな環境も創りたい。

そう考えて、江頭さん自身がつくろう!と動き、現在形になった幼稚園が、このJapan International Academyなのです。

 

Japan International Academy の特徴

Japan International Academyは他の幼稚園とはどんなところが違うのか?というところも聞いてみました。

 

日本的道徳観・自立心を育てる教育

日本が世界に誇るべき思いやりの心、礼儀正しさ、道徳観は小さい頃からの教育がつくりあげると江頭さんは話します。なので、躾や絵本での読み聞かせを通じ、道徳教育は小さい頃から身につけています。

さらに、園の掃除や服の着替え、靴紐を結ぶなど、身の回りのことは自分たちでやるという教育もします。

これ、当たり前じゃんと思う人もいるかもしれませんが、お手伝いさんの文化があるインドでは、小さい頃に接したインド人が家のお手伝いさんだけだと

インド人が手伝ってくれて当たり前」という誤った認識をしてしまう子どもたちが出てきてしまうのだそうです。

グローバル社会になっている今、自分のことは自分ですることが当たり前という価値観を、小さい頃からしっかり教育していくと江頭さんは話しておりました。

 

情操教育のたいせつさ

江頭さんは情操教育の重要性をお話されておりました。

小さい頃からいい音に触れたり音感教育を届けるため、園ではピアニストやバイオリニストを講師として招いて音楽を届けていきます。

また、動物とふれあいながら生活することで優しい感受性を育てるため、園では動物と触れ合う機会も作っていきます。

インドでは、動物は危険でさわれないことが多いですが、園にいる犬は江頭さん自身が飼われている犬で、セラピードッグとしてのトレーニングも受けているそうです。

小さい頃から動物たちのいる環境に触れることで、自然、優しい心、小さく弱いものを大切にする気持ち、そして命の尊さを自然と感じることができます。

 

インターナショナルならではのグローバルな教育

江頭さんが経験した海外でのさまざまな教育のいいところを取り入れたカリキュラム。先生たちによる手作りの教材や、英語を使ったユニークなおもちゃ、そしてさまざまな外部講師を招いてのイベントも開催し、幼少期からさまざまな文化や思想に触れる環境をつくります。日系インターナショナル幼稚園ですが、日本人以外のお子さんたちも所属できます。小さな頃から、いろんな国の友達ができますね!

 

 

元々ニューヨークで仕事をされていた経験のある江頭さんは、ご自身のことを「一つのことに熱中してとことん追求するタイプ」と話します。

そこで、ご自身が出産されたときも、当時住んでいたイギリスの幼稚園環境をとことん調べ、さらに子供に良い教育というのもとことん研究したのだそうです。

モンテッソーリ、バカロレア等々、その当時研究し尽くしたさまざまな教育方法から、良いところだけを取り入れたJapan International Academy。

さまざまな手法を取り入れる中で最も大切なことは、子どもたちがたくさん愛情をうけて育つ環境をつくるということ。そこを一番大切にしていきます

 

小さな頃からインドという環境で過ごせることは、子どもたちにとって貴重な経験になります。日本の先生たちの手厚いサポートを受けながら、グローバルな視野を持つことのできる環境は他にはありません。Japan International Academyは、インドにいる日本の子どもたちにとって、それはつまり、我々日本人の将来のために、非常に大切な場所になることでしょう。

 

下記、問い合わせ先になります

Japan International Academy 

ジャパン・インターナショナル・アカデミーは2017年、4月、インド初の日系インターナショナル幼稚園としてグルガオンに開園いたします。

日印間の人の交流がさらに活発化していく今後の国際社会の在り方を見据えながら、広い視野を持ち、優しい心と強い倫理観をもったGlobal Citizenを育てるべく、子どもたちの保育に情熱と愛情を持って取り組んでまいります。

保育で使われる言語は英語ですが、日本人教員・スタッフが日本語のサポートをいたしますので、英語環境に慣れていないお子様でも安心して園生活を送っていただけます。

また、海外駐在に伴う転園や転校というご負担に考慮し、年中クラス・年長クラスへの編入につきましては入園金減額・免除制度を設けました。詳細はお問い合わせください。(HPより抜粋)

 

3月25日にはイベントも開催予定です!

→グルガオンでお子様を対象にした寿司パーティーを開催します!
子どもたちがオリジナルのお寿司作りに挑戦:) グルガオンにお住まいのお知り合いがいらっしゃればお知らせください

日時:3月25日(土)13時〜15時
場所:Japan International Academy
参加費:無料

 

ぜひ皆さん、JIAに足を運んでみてくださいねー!・ω・

 

 

 

Kayoreenaとは?…本インドブログライター。

2016年9月よりインド就業を開始し、赴任2日目から毎日1本インドブログを更新中。日曜日はインドブログEnglish Version「My Indiary」も更新。Kayoreenaはオリジナルネーム「Kayo」とインドのボリウッド女優「Kareena」をミックスしてつけた名前。

本業はインド就職の人材紹介Miraist 所属。インドで働きたい人の背中を押すべく始めたインドブログが最近の趣味となっている。

また、インドで働く日本人女性のインタビュー「Miraist Woman」の編集長も勤めている。今の目標は日本のメディアでインド連載を持つこと。

 

 

 

 

 

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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