
みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!
今日のトピックは『インド現地採用の福利厚生について』
インドの現地採用の福利厚生の相場観について私なりの見解を書いておきたいと思います。
これはあくまで個人的な意見ですが、ぜひ参考にしてください。
Contents
インド就職の福利厚生で一般的なもの
ここでは「インド就職」の福利厚生で一般的なものをご紹介します
1.赴任時航空券支給…80%


これはインド就職でインドに来る際の片道航空券代を負担するという福利厚生です。
この福利厚生はほとんどの企業でつけていると思います。航空券の額って片道だと5〜7万くらいでしょうか。安くない金額なので、この負担の有無は意外と大事です。
殆どの企業がつけているということは、この赴任時航空券がついていない企業=福利厚生が悪い企業という印象がつきます。
2.VISA取得・FRRO取得費用…90%


インドで働くために必ず必要な2大書類。まずはVISA。VISAを取得するためには書類とVISA費用が必要ですが、この費用は多くの場合会社が負担してくれると思います。(ほぼ100%)VISAは取得しやすいが、実際の手続きが面倒なのがインドVISAの特徴。
ちなみにVISA発行代行のエージェントもありますが、普通に自分でもできるレベルのことなので自分でやっていいと思います。
そしてインドで働き始めたら必ず必要になるFRROの手続き。Foreigners Regional Registration Officerの略。この手続りはかなりやっかいなので、一般的には会社側でサポートしてくれる場合が多いです。大きい企業だとそれ専用の部署もあったりします。
3.現地の医療保険制度…60%


インド現地での医療保険制度(日本では国民皆保険で3割負担ですね)は各会社によって大きく異なります。インドの医療費は正直ピンきりなので、しっかりしたところにかかればそれなりの費用がかかります(アメリカほどではないですが)その費用を後日申請で全額負担の会社もあれば、サポートなしの会社もあります。調べてみてください。
健康診断についても同じです。駐在員の場合は、海外で健康診断を受けている人もいます(シンガポールとかタイとか日本とか)
大きな企業では、年に1度の一時帰国の時に健康診断会社負担で受けられるという現地採用の子もいました。正直ここの相場はまちまちです。医療に関して気になる人は事前に調べておくことをおすすめします。
4.住居が決まるまでのホテル費用(最大2週間)…70%


インドに来て「え、いきなりどこ住めばいいの?」ってなりますよね(笑)「2週間はホテル暮らしでその間に決めて〜」という場合が多い気がします。
そんな場合はKayoreenaのLINE@に連絡を。最低限のサポートします。
普通は現地に土地勘のある駐在員の方がいる場合が多いので、就職で現地に来る前からコミュニケーションを取って、めぼしい物件を探しておくのがベターです。または、会社側から物件を指定してくる場合もあります。
5.会社、自宅間の送迎…30%


え、会社から自宅間送迎つくの?!
って思いますよね(笑)はい、インドは車移動が標準スタイルとなっています。
企業によっては自分専用の送迎の車が付く場合があります。営業の子はつきやすい傾向にあるかと思います(仕事でも使うため)
でも実際は現地採用の子は送迎の車つかない場合が多いのではないかなと思います。友達には駐在員(駐在員は必ず車つく)の車に一緒に乗せてもらって通勤していた子がいました。
ちなみに私はUber通勤(節約のためにpool使ってた)していました。
6.住宅補助…20%


これはかなり贅沢な福利厚生ですね…笑 会社によっては「月額◯ルピー補助」というのがあります。会社寮の場合は全額負担とか。住宅は固定費なんでかなり大きいと思いますが、殆どの場合はついていない気がします。ついてた場合はかなり福利厚生が手厚い会社として候補に残しておきましょう!
7.交通費支給…50%


「え、交通費出ないの?!」と日本の常識的には思いますが、インドでは「交通費はサラリーに含まれている」と考えるのが一般的です(駐在員は別)
なので意外と交通費が支給されない会社もあります。交通費も日々のことなので、塵積です。公共交通機関は安いので(例えばUber pool2017年末時点では初乗り40ルピーくらいでした)そこまで大きい出費ではないとも言えるし、でも毎日のことだから会社が負担してくれたら嬉しいよねとも言えます。
8.日本への往復航空券支給(年1回程度)…70%


年に一度くらい、Japanに帰ろう!笑
ということで、インドでは会社が年に1度、日本への帰国チケットを支給してくれます。この福利厚生は比較的多い気がします。ちゃっかり日本出張に被せられる場合もありますが(笑)それでもないよりは良いですよね。
9.ボーナス…10%?


これについては、正直あまり聞いたことがないです。求人票に「業績によりボーナスがあり」と記載されている場合は、支給される場合がありますが、殆どの場合は「年間US25,000ドル」のVISA基準から給与がスタートするため、それ以上にボーナスが支給されることはほとんどありません。
もしボーナスもほしいと考える場合は、入社前に必ず交渉してください。条件を揃えるのは非常に大切なことです。
10.昇給…90%


これはあります。
現地採用の相場感でいうとだいたい10%〜15%/年。交渉次第では20%位上げられるとは思います。
昇給がない企業は、インドの物価上昇率のグラフを持っていって「このままだと去年より厳しいです」という話を上司に交渉してみてください。
こうやって上げてみるとインドで働く現地採用向けの福利厚生はいろいろあります。
どうやったらもっと良い福利厚生をゲットできるの


日本にいると「福利厚生とか言う前にまず結果出せ」とか厳しいこと言う人いますけど、インドで働くなら一つでも多くの福利厚生を獲得しておいたほうが良いですよ。
なので、皆さんにお伝えしたいコツをいくつか書いておきます。
1. インド就職、福利厚生は会社によって全然違うため比較をしっかり行うこと
上記に紹介したように、インドにはいろいろな福利厚生がありますが、会社によってその相場は全然違います。仕事内容がほとんど一緒なのに、福利厚生が全然違う…ということも多々あります。
正直、私も最初インド就職で仕事を選ぶ時に『福利厚生』をフィルターに企業を選んでいた時期もありました。それくらい福利厚生は大事です。
なので就職活動の時点で、いろいろそれぞれの企業の福利厚生については自分で調べてください。面接時に福利厚生について聞きすぎたら印象悪くなるかも。。。という場合は、担当してくれているエージェントの人に確認したり、私に聞いてみたり、いろいろ工夫してみてください。
2.せっかくインドに来るんだし、福利厚生も交渉してみてよう
なぜ福利厚生が違うかというと、もちろん会社の予算がある・ないという話もありますが、担当している駐在員の方が福利厚生についてしっかり理解していない場合があります。
その場合、本当に駐在員がうっかり準備し忘れていたということもありえます。
つまり皆、知らないだけなのです。
福利厚生の予算の使い方は、意外と法人代表や駐在員側が決裁権を持っている場合があるので、同じくらいの費用をかけられるなら、交通費ではなく住宅費に回してほしいとか、そういう交渉は全然ありではないでしょうか。
良くも悪くも日本のようにガッチガチにルールが決まってないので、話す余地はありかと思います。
複数内定をもらっている人は、福利厚生を比較し、交渉することもできます。
3.その他の国の福利厚生を比較してみて


比較してみてください。おそらくインドは比較的東南アジア圏と比べると福利厚生が充実していることに気づくと思います。
これはインド就職の売りポイントでもあります。特に女性の求職者は各国の福利厚生をよく比較している様に写ります。
大事なことかと思うので、最後迷ったら他の国との比較もおすすめします(インドのほうが良いはずなので:D笑)
では最後に。もう一つお伝えします
インド就職の福利厚生裏事情


私が現地に行って思ったことは、「現地採用同士で福利厚生の情報は細かくシェアされている」ということです。
この情報をインド就職前に入手するのはまあまあ困難かもしれませんが(笑)皆現地で働きだしてから、自分の会社の福利厚生のレベルがどんなものか情報共有しているので、ここを知れると強いです。
「へ〜あの会社はあんな福利厚生があるんだ…」
「え、うちの会社全然充実してないじゃん。今度上司に提案してみよう」とか。
なので現地で働き始めてからも、いろいろ情報はアップデートできるかと思います。
…福利厚生って超重要ですよね。
なので皆さん、インド就職前に条件面に関してはしっかり確認することをおすすめします。 良くも悪くもインド。「交渉」次第でいくらでも権利は勝ち取れる(はず)参考にしてみてね!
KAYO OSUMI
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