たとえ短い間でも、インドにいた運命を忘れない vol.443

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!

 

今週は久しぶりのインド出張@Gurgaonということで、色んな人と会う機会をいただいているのですが、今日の会話の中で、3月ということで「送別会シーズンだね」という話になりました。

 

そう、3月4月は会社の異動の時期で、インドで働く駐在員の方々が、日本に帰任になったり他国に異動になったりすることが多いんですね。

 

ここ数週間で一気に帰任の発表になり、中にはインド駐在歴7年〜9年と、かなり長期でインドでご活躍されていた方々も。Facebookやブログ等で、周りによく認知されている方々や、際立っていたキャラの方まで…様々な方が、この3月が終わったらインドを去るそうです。

 

特に、仲良くしていた方々がインドを去ってしまうのはとてもとても悲しいことで、でもこれも、インド駐在員の運命だよねという話になりました。

 

インドの駐在歴は会社にもよりますが「3〜5年」で設定されていることが多く(中にはもっと短い場合も)やっぱり、2〜3年経つと全然知らない人が増えていて、仲の良かった人たちも、ほとんど帰任の時期を迎えていることも多いと言っていました。

そんな私も、今年の1月に日本に本帰国しました。私の現地でのインドブログがもっともっと続くと期待していてくださった方々には、とても申し訳ない気持ちも感じました。

 

昔、インドで10年ほど働いている方が「俺は誰の送別会も行かないんだ」と言っていたことを思い出しました。それはどうしてですか?と聞くと「皆の送別ばかりしていて、毎回悲しい気持ちになるから」だそうです(その方はまだインドにいるそうです)

皆、なんだかんだあっという間に去ってしまうから」と。

 

こんな感じで人の移り変わりは多いのですが、一方で、インドでできた繋がりというのは、とてもとても深いよねという話になりました。

それはきっと、インドにいるという「運命共同体」を一度でも味わった仲間だからなんだろうと。

 

なにかトラブルが起こった時、皆が必死に助けてくれて難を逃れた経験が、何度もあること。

仕事のストレスを抱えていて、誰かに話し聞いて欲しい時、やっぱり聞いてくれるのは日本の仲間だったということ。

サークルやグループで、娯楽の少ない休日も一緒に楽しく過ごしたこと。

日常の小さなしあわせを共有した仲間だということ。

 

だから同じタイに駐在していた日本人同士より、マレーシアに駐在していた日本人同士より、絶対インドにいた日本人同士の繋がりの方が、ずっとずっと深いよねと言う話に。これは大いに共感しました。

 

『インドで起こる「ヤバイ」ことは、本当に「ヤバイ」ことがある。もちろん笑える話もある。笑えない話も、ある。』

 

どんどん便利に整っていくインドでは、今後少しずつ日本人の人間関係の深さも変化していくのかもしれません。皆が助け合わなくても、個々で生きていける環境になっていけば、こんな繋がりも、少しずつ減ってしまうのかもしれません。

 

でも今2018年、いまインドにいる日本人同士の繋がりは、ずっと消えることはないでしょう。少なくとも私に関しては、これまで一緒にインドで過ごしてきてくれた人たちとの繋がりは、一生消えません。

3月4月は別れの季節ではありますが、この国で過ごした繋がりは、きっとずっと長く続くでしょう。

 

たとえ短い間でも、インドにいた運命を忘れない

 

今日はそんなことを考えた夜だったのでした。

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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