3月8日は、国際女性デー おすすめ記事3選  vol.441

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みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です。

 

3月8日は「国際女性デー」でした。

 

国際女性デーとはなにか

国際女性デー(こくさいじょせいデー、英: IWDInternational Women’s Day)は、記念日の一つである。毎年3月8日。国際婦人デー国際女性の日などとも呼ばれる。(Wikipediaより)

 

毎年3月8日は、女性の権利と世界平和をめざす「国際女性デー」として、世界各国で記念行事や催しが開催されています。

20世紀初頭のアメリカにおける女性の社会主義運動に端を発し、女性の選挙権獲得を求めて「女性デー」として集会を行った1909年2月の最終日曜日(28日)が起源とされており、1910年に開催された第2回国際社会主義女性会議(コペンハーゲン)において、クララ・ツェトキン(ドイツの社会主義者・女性運動指導者)らが、女性問題にかかわるあらゆる要求を国際連帯の下に取り組んでいこうと「国際女性デー」を提唱、多数の賛同を得て採択されました。

このことを契機に、以降女性デーは世界的に広がりを見せました。

http://jawe2011.jp/cgi/keyword/keyword.cgi?num=n000116&mode=detail 参照)

 

2018年の国際女性デーは、今、世界が注目するセクシャルハラスメント問題や女性に対する暴力や差別撤廃への気運の高まる中で迎えるものでした。

アメリカ発の「#MeToo(#私も)」を始めとした、セクシャルハラスメントや性的暴力反対を表すハッシュタッグが各国で流行。

メキシコ、スペイン、南米では「#YoTambien (#私も)」、イタリアでは「#QuellaVolteChe (#その時)」、フランスの「#BalanceTonPorc (#豚を晒し者に)」、そしてアラブ諸国の「#Ana_kaman (#私も)」などがSNS上で拡散され、今も多くのユーザーに使われています。

また、アルゼンチンのフェミサイド(女性殺し)撲滅キャンペーン「Ni Una Menos (一人も減らさせない)」の様に、賃金格差から女性の政治参画など、各国が抱える問題に特化したキャンペーンも多く見られました。

http://japan.unwomen.org/ja/news-and-events/in-focus/iwd2018 参照)

 

そんな中で、皆さんにおすすめしたい記事を3本ほどご紹介します。

 

 

IT起業家に聞いた「女に生まれてよかった?」回答は

社会は変わったはず…だけど、女性としての息苦しさはあるのか

今回インタビューに登場する奥田浩美さんは、インド国立ボンベイ大学(現州立ムンバイ大学)大学院社会福祉課程修了後、1989年に国際会議の企画運営会社に入社。1991年、ITに特化したイベントサポート事業を設立。2001年にウィズグループ、2013年にたからのやまを設立。これまでに携わったITイベントの数は300以上。数億円規模のイベントをいくつも成功に導いている方です。

――女性が女性らしさを打ち出して働いても、きちんと評価される社会が喜ばしい一方で、最近「女らしく」というプレッシャーも増えた気がしますが、どうでしょう。

 

――女性が年を取るほど、年齢のプレッシャーを感じることをどう思いますか。

 

――女性にとって、生きにくい社会だと思いますか?

 

上記のようなさまざまな質問に、奥田さんの考えを発信しています。

 

本文より
「私のあり方」をいかに植えつけていくのか、「私」という発想をいかに持つかは、とても大事なことです。10人の人がいたら、「私のあり方」はみんな違うはずです。そんなふうに価値観が多様であるからこそ、社会は面白い。それぞれの人の「私らしい」「女らしい」「人間らしい」が数多くあるほど、いいと思います。 

 

 

児童婚、いまも年間1,200万人
過去10年で4人に1人から5人に1人に減少インドで改善、サハラ以南アフリカで悪化
ユニセフ、撲滅に向けた努力の加速求める

https://www.unicef.or.jp/news/2018/0037.html

この10年間に世界で児童婚を最も減少させた地域は南アジア地域で、18歳の誕生日までに結婚させられる女の子の割合は、ほぼ50%から30%へと、3分の1以上減少し、その大部分はインドでの前進によるものです。女子の就学率の増加、政府による積極的な青少年期の女性への投資、そして児童婚の違法性やその弊害に関する強力な広報活動が、この改善につながった理由に含まれます。

 

現在も女子の就学率の低さ、児童婚などの社会問題が存在しています。2030年までに児童婚を撲滅するという目標に向け、さまざまな支援が動いています。

女の子たちを就学させ、できる限り長く学校に通わせ続けることは、児童婚を減らす最も有効な方法の一つです。なぜなら、教育を受けた女の子は必要な技術、知識や自信を身に付け、人生の選択ができるようになるからです。学校に長くいればいるほど、18歳未満で結婚して10代のうちに子どもを持つ可能性は低くなります。  https://www.unicef.or.jp/news/2017/0232.html

 

 

3/8 今日は国際女性デー 女の子に自信と笑顔を!

この記事ではインドの児童労働について触れられています。

インドでは、コットン生産に48万人もの子どもたちが児童労働者として関わっています。男の子も働いていますが、7~8割が女の子であると言われています。

その理由の1つは、「女の子には教育は必要がない」というおとなたちの考えです。 18歳未満で結婚する児童婚は法律では禁じられていますが、慣習としては根強く村に残っているため、すぐにお嫁にいって家庭に入る女性には教育は不要だと考える親が多くいます。 また、インドでは結婚の時に女性側の家が多額の結婚持参金を用意しなくてはいけないため、そのお金を本人が稼ぐべきと言い聞かされ、学校に行かずに働く女の子たちがいます。【本文より抜粋

 

ACEと現地NGO団体は、インドのコットン生産地域で、義務教育の機会を逃してしまった女の子向けに職業訓練センターを運営し、仕立て屋になるための技術や、読み書きや算数などの基礎学習の指導を行っています。

畑で働いている女の子を職業訓練センターに誘うと、「私にはできない」と返されることもあります。 センターに通うようになっても、小さな声で控えめにしか話すことができなかったり、最初はその女の子がどんな性格なのかもわかりません。

ですが、勉強をするうちに少しずつできることが増えてくると、表情や話し方に変化が起き、新しい技術を習うことにも楽しそうに、意欲的に取り組むようになります。父親や母親からも、自分の思っていることを言ってくるようになったという声が聞こえます。

そして、それまでは見えなかったその人らしさ、もともと持つ魅力が見えてくるようになります。 そんな彼女たちと接していると、学ぶことが自信を生み出していると強く感じます。【本文より抜粋

 

今回はインド関連の活動を中心にお伝えしましたが、世界各国でさまざまな#国際女性デーのイベントが開催されました。このアクションをきっかけに、世界に存在するさまざまな社会問題について、一人ひとりが考えるきっかけになると、いいのではないかと思っています。

最後に、私がとても尊敬する濱田まりちゃんの記事を紹介して終わりにします。

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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