海外で頑張る現地採用の皆へ vol.479

みなさんこんにちは！Kayoreena(@kayoreena1021）です！

今日のタイトルは「海外で頑張る現地採用の皆へ」というタイトルです。

先日、とある大手企業さんの勉強会にて「インドビジネスのポテンシャル」について外部講師として、インドの話をしてきました。

30分後からとある企業さんの社内勉強会始まるよー
外部講師としてインドビジネスのポテンシャルについて話します。
あとは現地の話とか。スライド100枚くらい！
東京タワーのオフィス見えるとあるビルでやってます👏💗 pic.twitter.com/qUXmDACl4m
— Kayoreena 🇮🇳 Kayo Osumi (@kayoreena1021) 2018年7月27日

企業の方からの依頼としては「数字からはわからない『リアルなインド』の話を聞きたい」というリクエストでした。

その企業さんは金融関連のお仕事をしており、世界各国でどんな市場がどういう動きをしているのか、日々調査されているとのことですが「現場って本当はどうなの？」というのは、やっぱりわからないことが多いのだそうです。

例えばインドだったら、今後世界の人口が1位になって、GDPも新興国の中では高い値で推移しているし、市場としての可能性は高いと言えます。

でもそれって本当なの？？現場は本当に、伸びてるの？

というのが、やっぱり日本側からじゃわからないのです。

お客さんに説明する際にも、ただ紙面の数字だけでなく、現場の声も知った上で、正しい説明をしたいという思いもあり、今回の勉強会が実現したのです。

私は以前、インドミートアップでお話した内容を編集し、現地の生活水準の話や、ビジネスの話も交えて60分ほどで講義をさせていただきました。

こちらは4月にやったミーティングの様子です

いろいろお話をさせていただいて、私自身も伝えられたかな？と思うこともあれば、調べてる視点が足りなくて反省した点もあり、すごく勉強になりました。

一つ確信を持って言えることは、やっぱり現場にいた人間にしかわからないことはたくさんあるということかと思います。

勉強会無事終了しました。
今回は金融関連の企業さんだったので、twitterでの依頼というのが参加者の人にはビックリだったらしい。
改めて自分の経験を価値にすること、言葉を持つとは大切なことと感じ、私の学びも多かった。
本当に貴重な機会をありがとうございました
写真は上場後企業風イメージで pic.twitter.com/dLExOwW5gi
— Kayoreena 🇮🇳 Kayo Osumi (@kayoreena1021) 2018年7月27日

私自身の経歴はただの「インドで働いていた現地採用」なのですが、

そんな現地採用の私に、大手企業の方から講義依頼をしていただいたということは、これはすごいことだなと思ったんです。

しかも経路としてはtwitterからの依頼です。

現地採用はキャリアになりにくいという話を、現場にいる現地採用の皆なら、一度は言われたことはあるかなと思います。

現地採用と駐在員の格差うんぬん、そんな話は、誰もがしたことあるのではないでしょうか。

ここではあまり深掘りしませんが「現地採用はキャリアになりにくい」とは本当なのでしょうか。

私はそうではないと思っています。

そうでなければ、わざわざ日本の人が、私に仕事の依頼をしてこないと思うのです。

現地にいる経験というのは、思っているより尊いのです。

大切なことは、その尊さや貴重さにきちんと価値をつけなければいけないということです。

この経験の何が価値になるのか？それは現場を見てみれば、たくさんあります。

日系企業だけにフォーカスをすると、海外で成功している日系企業の事例というのは実はそんなに多くありません。

ということは、そこに「困っていること」があって、それを解決できる案を提案できることは「価値」になります。

現場で皆が何に困っているのか知ることができるのは、現地採用として働く私達の特権ですよね。

どういう価値を企業に提供することがいいか、それは自分の得意分野で攻めるべきでしょう。

私はその得意分野の一つに「発信」というのがありました。

私はこの「発信」を通じて、海外に挑戦する企業の「課題」を解決したいと思っていて、それは少しずつ「価値」になる実感があります。

多くの日系企業は、もう終身雇用制度でいられなくなる未来も、本当に海外に挑戦しなくてはいけない未来も、少しずつ感じ始めています。

そんな時に、現場をしっかり知っている人で、自分の企業の課題を解決してくれる人のことを必要とするはずで、企業側も、皆のこと無視できなくなると思うのです。

だから私は「現地採用はキャリアになりにくい」なんていうことは絶対ないと思います。日本では良くも悪くも「海外経験」は強みになります。島国だからかと思います。

もしこれからなにか発信するとしたら、自分が本当に提供できる価値を考えて発信してみたほうが良いと思います。

皆が思っているより、皆がやっていることは尊い。
でもまだ「価値としてパッケージ化」されていない部分が多く、伝わりにくいだけ。
でも企業は、その価値を無視できない様になってくる。
だから、今経験している経験を、価値にして次のステップに活かす。

自分の進路を信じて、頑張って欲しいです。

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この記事を書いた人
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KAYO OSUMI

函館生まれ　北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。