◯ビジネス KAYO OSUMI

第6回インド出張 バンガロール編 してきたこと

皆さんこんにちは。インドブロガーのKayoreenaです。

今日は5月のバンガロール出張についてブログでまとめたいと思います。

今回ゴールデンウィークの頭から5月末まで約1ヵ月間インドのバンガロールに滞在しました。去年に引き続き、メルカリインドオフィスの立ち上げでいくつかのプロジェクトを完結させるために来ました。

メルカリインドオフィスが立ち上がってから今回が6回目のバンガロール出張となります。

Kayoreena
ちなみに社内でインド出張来ているランキングで言うと、私とHRのJatinとCTOの若狭さんがTop3ですが、今回私が1ヶ月滞在したため、おそらく私が1位に返り咲きました笑

今回の出張での出来事をいくつか紹介したいと思います。

1.Japan Habbaへの参加 / 学生へのMercari Indiaの紹介

出張期間中にバンガロールで開催されたイベント「Japan Habba」に参加しました。このイベントはインドと日本の文化交流の促進を目的としており、今年は数年ぶりにオフラインで行われました。

2日に間に渡り開催された初日は、主にエンジニアの採用を目的とした日系企業の紹介がメインで、メルカリインドも学生向けに会社概要を紹介しました。

2日目は文化体験が中心で、事前登録者だけでも5000人いたと言う噂も聞きました。総じて終日Japann Habbaは大変盛況でした。

Kayoreena
個人的な感想ではインドで日本文化はそこまで人気ではないと思っていましたが、特に近年、アニメなどのカルチャー文化は若い者を中心に少しずつ広がっている印象を受けます。

食文化に関しても数年前と比べて少しずつ日本食の認知が上がってきているように感じます。ただ皆さんが日本で食べているような日本食そのものではなく、インドでローカライズされたものが提供されており、インド流日本食は現地で試してみると良さそうです

当日の様子をVlogにしたので是非ご覧ください！

2. インターン生の受け入れ


今回、インターン生がメルカリインドにジョインしました。これまでは主にシニアメンバーやマネージャーを採用していましたが、チームの規模が大きくなったため、インターンの受け入れも始まりました。彼らとの交流やオンボーディングのサポートも行いました。

3.インドメンバーの紹介動画の作成

情報発信は非常に重要ですが、特に競争率の激しいインド採用市場において「どんな人が働いているか」ということは候補者にとって非常に気になるところです。これまで写真やテキスト中心の発信が多かったのですが、人数も増えてきたので、動画での情報発信を企画しました。現地のビデオグラファーとディレクターの方をアサインして、インドで人気のテック企業でよく使われている動画フォーマットに基づき、メルカリインドでの紹介動画を作成してもらいました。

4. メンバーの結婚式への参加


今回の出張のメインイベントと言っても過言ではないメンバーの結婚式参加がありました。正直、参加の準備は結構大変でした。なぜなら開催場所がバンガロールから車で8時間離れている場所だったためです。

会場への到着方法はいくつかありましたが、私は出張で来ているのもあり、あまり体に負担をかけないようにしようと思い、最短ルートである飛行機移動を選択しました。本当はメンバーとバスに乗って行けたらよかったかもしれないのですが、仕事も両立しなくてはいけなかったので、1番楽な方法を選びました(そのかわり1番コストがかかりました(笑）

さらに面白かったのが、今回の結婚式は朝から始まるという点でした。南の結婚式はどうやら朝日が上るタイミングで開催されるのが一般的なのだそうです。そのため、結婚式は朝7時半から開催されました。

私はこれまで北の結婚式には参加したことがあったのですが、夜に行われるのが一般的だったので、朝に結婚式を行うと言うのは初耳でした。 飛行機で中継地点の街に移動したものの、結婚式会場からは3時間離れており、朝の7時半に到着するためにホテルを出発したのは朝4時でした。サリーの準備も含めると朝起きたの時間が早朝3時であり、空が真っ暗だったことを覚えています。

初めて参加した南の結婚式は、鮮やかなインド流の装飾や儀式など、新たに体験する時間であり、非常に興味深いものでした。何より大切なメンバーの人生における大事な瞬間に私も参加することができて非常に嬉しかったです。今回の機会がなければ訪れることがない街でもあったので、そういった意味では特別な縁を感じました。

結婚式が終わってから、メンバーと一緒に観光地巡りをしました。これだけインドに関わっておきながら、インド旅行はあまり行ったことがなかったので、世界遺産に登録された歴史的な寺院巡りなど、非常に良い体験でした。数百年前につくられた寺だったにもかかわらず、建設の技術は非常に優れたものであり、そこには人々の思いと歴史を感じずにはいられませんでした。

他にもいくつか現時点では公開できないプロジェクトが進行しており、現地でいくつかの準備を進めました。

おかげさまでメルカリインドの採用は順調に進んでおり、今回はエンジニア以外にもHRの新しいメンバーなど直接交流することができて、非常に有意義なものでした。メルカリインドのオフィスがチームとしてではなく組織として自走し始めていることを感じます。

同時に、私のような東京メンバーの占める業務の割合も徐々に減ってきていることを感じ、それは少し寂しくもありますが、引き続きできることをやれればと思います。夏にはもう少し違った告知ができると思うので、引き続き皆さんメルカリインドの活動を見守っていてください。

 

番外編

ここからはいくつか、仕事以外で5月の出張中にあった出来事をまとめます。

モディ首相、日本訪問 ゼレンスキー大統領とも会談

G7が広島で開催され、各国の首脳陣が広島で献花を行い、広島平和記念資料館を訪問したことは大きなニュースになりましたが、同時期にゼレンスキー大統領が日本へ訪問したことも歴史的なニュースとなりました。インドのモディ首相も同時期に日本を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談し、こちらも大きく取り上げられました。

どうしてインドのモディ首相とゼレンスキー大統領の会談が大きく報道されたかと言うと、インドはウクライナ・ロシア戦争においてこれまで中立的な立場を取り続けてきたためです。

インドのモディ首相が今回の会合に参加したことにより、 ウクライナの立場への理解を深め、戦争終結に向けた動きがインド側に期待される運びとなりました。

カルナタカ州の議会選　モディ首相率いるBJPはCongressに敗北

ちょうど出張期間中にバンガロールがあるカルナタカ州で議会選挙が行われました。その数日前にはモディ首相がバンガロールを訪問し、週末にかけてパレードを開催。その様子は非常に盛り上がったものになりました。期間中はアルコールを提供するレストランが閉鎖され、夕食難民にもなりました（笑）

パレードが非常に盛り上がったにもかかわらず、結果はモディ首相率いるインド人民党が完敗。最大野党である国民会議派Congressが単独過半数を獲得しました。

詳細はこちらよりご確認ください。

印モディ与党完敗、反イスラム政策に反発　南部州議会選

生放送ラジオ　インドから遠隔参加

4月から始まった水曜22時のラジオ生放送「Tabata Bar」にMCとしてバンガロールからオンライン参加しました。時差が3時間半あるため、インドからは18時半スタート。時々回線が落ちるハプニングもありながら、なんとか3回の放送を実施することができました。

そして最後はこちら

インドでウェディングフォト撮影

上記の通りですが笑、インドで結婚用の写真を撮影しました。念願だった赤のレンガドレス（これは北インドのデザイン）を着て、バンガロールで撮影しました。

当日に向けた準備、いろいろ大変だったのですが笑、これは良い体験だったため、別途ブログでまとめてみたいと思います。

以上が5月のインド出張振り返りでした。

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KAYO OSUMI

函館生まれ　北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
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