みなさんこんにちは!Kayoreena(@kayoreena1021)です!
先日、会社で#z-earthのランチイベントが開催されました。
部活に1万円支給 メルカリの社内制度が手厚すぎる理由 https://t.co/FCG5wVDr6t
— Kayoreena / Tokyo, Japan🗼 (@kayoreena1021) February 18, 2019
メンバーが5人集まったら「部活」として、会社から1万円の補助を出しています。LGBTやダイバーシティに限らず、社員の興味関心はコミュニケーションの良い機会ですから。
部活の内容はなんでもOK。ボードゲーム部や、グミを食べる「グミ部」まであります。
部活は社内のSlackの中で「z-◎◎◎」と言う形で名前がつけられるのですが(例えばラーメン部だったらz-ramen、野球部だったらz-baseball)今回はz-earthのイベントが開催されました。
今回の記事はすべて会社の見解ではなく個人の見解です
Contents
z-earthは何をしている部活?
z-earth(直訳すると地球部)は「地球環境にやさしいオフィスでの取り組みを考える部活」なんだそうです。
約1年前に立ち上がった部活動だそうで、現在は38名ほどのメンバーが所属しているとのこと(社員は制限なしに好きな部活動に参加することができます!)
今回はその活動の一環として、UKから昨年10月に入社したLawrie Cateより、環境にやさしいライフ・スタイルである「ミート・フリー・マンデー(Meat Free Monday)運動」について紹介してもらいました。
彼自身がベジタリアンとして過ごしてきた中で考える「ベジタリアンフードの生活について」そして母国イギリスで有名な「ミート・フリー・マンデー」についての話がありました。
現実世界で起こっている「肉を食べるということ」
▷左がLawrie (From UK) 右がAnukul (From India)ふたりともベジタリアンを選択している。
Lawrieは自分の家族がベジタリアンだったことがきっかけで、もともとベジタリアンの食事を選択してきたそうなのですが、彼がベジタリアン食を選ぶ一番の理由は「環境に優しいから」とのこと。
皆さん、ベジタリアンが環境にやさしいということは、イメージつながるでしょうか。
そこでLawrieからこんな動画が紹介されました。少し長いのですが、ぜひ御覧ください。
「なぜ肉はこの世で最高にして最悪なものなのか?」というタイトルのこの動画は、肉食がいかに悲惨な現実を生み出し、環境に悪いかということをとてもわかりやすく説明しています。
今回、動画の中からいくつか紹介すると、私達の食事のために家畜されている動物たちは世界において、鶏が230億羽、牛が15億頭、豚が10億頭、羊が10億匹になるのだそうです。
そして数でいうと、毎日私達の食事のために、2億の命が犠牲になっているそうです。
年間で言うと、740億になります。
彼らは食肉になるために生まれてくるため、その飼育環境は劣悪です。悪い感染症が反映しないように抗生物質を多く投与されたり、劣悪な環境で動物同士が殺し合わないように、くちばしや爪を一部カットして対処されているという話もあがっていました。
彼らは一度も太陽をみることもなく、沢山子供を産むように育てられ、そして子どもたちとも関わることなく、大きくなって、死んでいくのだそうです。
しかし私達は、その背景を知ることもなく、日々の食事で肉を食べているのです。
こういった私達の食生活を支える肉は、その生産のために沢山の肥料や穀物を必要とします。それはまるで「資源のブラックホール」として、とても環境に悪いものとして存在します。
(画像はすべてYoutubeより抜粋しました)
そのため、私達が肉を食べることをやめたり量を減らしたり、地球にやさしい生産方法で家畜をしている農家を選ぶことは、環境保護につながるのです。
*詳細は全編動画で見てみてください!日本語字幕もつけられます!
こういった内容をLawrieはシェアしてくれました。ベジタリアンフードを選ぶことは、本当に地球環境保護につながっているのです。
イギリスで起こった「ミート・フリー・マンデー(Meat Free Monday)運動」
そんな中、Lawrieが住んでいたUKでは、2009年よりミート・フリー・マンデー(Meat Free Monday)運動が始まりました。
What is Meat Free Monday?
日本語で言う「月曜日は肉を食べるのをやめよう!活動」は、肉を食べることの環境破壊の認識を高め、人々の食習慣の改善、環境問題への意識向上など、ベジタリアン活動の啓蒙としてスタートしました。
イギリスではポール・マッカトニーがスタートしたことで、芸能やファッションの一部としてこの活動が取り上げられ、とてもクールなイメージがあるのだそうです。
日本に来て「ベジタリアン」として生きること
Lawrieは日本ではまだまだベジタリアンの選択肢は多くないなと感じることがあるそうです。もちろん東京では、ベジタリアンの食事も増えてきていますが、UKと比べると、まだまだ少ないそうです。
また、日本人が持つベジタリアンのイメージは、宗教や文化が関係する印象を持つ人が多い(例えばヒンディー教は牛が神様であるため、食べない)ですが、実際欧米では、環境問題への配慮のためベジタリアンを選択している人も多く、その認識の違いはあると、Lawrieは感じるそうです。
日本は実際、ベジタリアン向きの食事も豊富です。例えば納豆や豆腐など。精進料理もあります。
ベジタリアン、何からスタートしてみたら良い?
ベジタリアンには厳密には「ビーガン」という分類もあり(動物性蛋白を一切排除した分類)「ベジタリアンはサラダばかり食べている」というイメージとは別に、食事は工夫しだいでメニューを増やすことができるそうです。
まずは週に1回、肉を食べない日を作ってみたり、地産地消で産地がわかる農家の食材を食べる工夫をしたり、新しいベジタリアンメニューを作ってみたり、そんな工夫からスタートしてみるといいのかなと思います。
このイベントは「ベジタリアンになってほしい」とか「ベジタリアンじゃない人に対する否定的なメッセージ」ではなく、自分の体験を人にシェアすることで、宗教や健康志向だけでなく環境保護のためにベジタリアンになっている人もいるというメッセージをシェアするのが目的です。
食事の時だけに関わることではなく、彼らの価値観とノン・ベジタリアンの人との関係構築は、深く良い意味があります。
私自身も「環境保護の視点からベジタリアンへ」という意識は今までなかったので、とても参考になった時間でした。
今後もこういった有益だと思う気づきは、皆さんにシェアできればいいなと思います!
KAYO OSUMI
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