インド エンジニア開発拠点 最初の1年を振り返る #MercariIndia

みなさんこんにちは!インドブロガーのKayoreenaです。

今回の記事のテーマはタイトル通り、インド開発拠点の1年目の振り返りをお届けしたいと思います。

実は今回の記事は既に2022年のメルカリエンジニアアドベントカレンダーで投稿されたものですが、全編英語となっていたため、今回は日本語に要約したものをお届けします(そのため内容は原記事を読んでもらえれば同じものを把握できます)

ですが、完全コピーだと面白くないので一部私のコメントも追記しておきます笑

Contents

背景:どうして海外に開発拠点が必要だったのか

まずはメルカリがインドの開発拠点の設立に至った背景からです。それはみなさんがご存知の通り、日本のエンジニアの慢性的な人手不足が挙げられます。

2030年までに、日本では約79 万人の人材が不足すると推定されています。新型コロナウイルス感染症の影響により技術需要が急増する中、今後は海外人材を含めた多様な技術スペシャリストの活躍がますます重要になってきます。

私が所属するメルカリは 2013 年の設立以来「誰もが売買できるグローバル市場で価値を創造する」という使命の下、個々の多様な経験と視点を尊重し、グローバルに競争力のあるチームの構築に努めてきました。

メルカリは2017年から日本本社の海外採用を本格化。私たちは、世界中からグローバルな人材を採用し、競争力のある組織づくりを目指してきました。こうした海外採用の取り組みの結果、現在、メルカリの東京オフィスを拠点とするエンジニア組織の約50%が外国人エンジニアで構成されており、メルカリのダイバーシティが急速に進んでいる指標でもあります。

一方、メルカリは米国版「メルカリUS」、モバイル決済サービス「メルペイ」といったコア事業に加え、2021年にECプラットフォーム「メルカリショップス」を設立するなど、新たな事業展開を加速させています。暗号資産およびブロックチェーン事業のMercoinなど、企業の使命を追求するために、一流の技術人材にさらに投資しています。

メルカリが今後さらなるグローバル展開を見据え、グローバルテックカンパニーに成長していくためには、多様な視点を取り入れた組織づくりが不可欠です。

これらすべての視点を念頭に置いて、CTO の若狭さん率いるエンジニアリングオフィスチームは、2021年に製品開発能力を拡大するための戦略を調査しました。2021年12月までに、インドにエンジニアに特化した海外拠点を設立することを決定しました。

Kayoreena
ちなみにこの海外拠点の調査が社内で始まった時、その動きを見て私は(自分の推しである)バンガロールを第一候補に推薦しました。推薦の根拠として、自分の意見だけではポジショントークみたいになってしまうので笑、知り合いの専門の方からコメントをもらったり、社内に展開する文書を作りました。当初はその文書は使われませんでしたが笑、議論の後半部分でインドが最終候補に残った時、少し日の目を浴びることがあり笑、最終的にバンガロールが選定。もちろん私が推したのは個人の嗜好ではなく、世界的な流行を見てもバンガロールであるべきという根拠がしっかりありました。会社がその方向性に乗ったことは非常に嬉しかったです(文書が役に立ったかは知りませんが笑)

多くの候補地の中からインドを選んだ理由

それはインドのタレントの多様性と人口の多さというのが挙げられるかと思います。

インドには高度に熟練した技術者が多数おり、毎年約150万人の工学系学生が卒業しています。特にインドの技術人材に関しては、第14回日印年次サミットで発表された日印首脳共同声明でも、日本企業がインドの高度な技術人材を雇用し、協力することでデジタル経済を強化することへの期待が表明されています。そのため、メルカリはインドから積極的に採用を行っており、2018年だけでインド工科大学から29名の卒業生を採用しています。

インドのシリコンバレーとして知られるベンガルールには、マイクロソフト、グーグル、アマゾンなど多くのグローバルテック企業が開発センターを設立しています。FlipcartRazorpayOyoなど多くのインド発ユニコーンが誕生し、こちらもベンガルールに本社を置いています。NASSCOMのレポートによると、2021年までに42の新しいインド企業がユニコーンになり、わずか1年で3.5倍の急成長を遂げています。

東京オフィスにも既にたくさんのインド出身のメンバーがおり、組織としてのメルカリも過去4年間でインドの文化的側面について多くのことを学びました。インドは過去10年間で技術人材の面で非常に進化しており、メルカリはそのような技術人材に対する文化的および組織的な理解を持っているため、インドのバンガロールに初の開発拠点を設立することにしました。

プロジェクト・ビリヤニの誕生

原文より引用

原文ではこのパートに関して、Mohanが初めてプロジェクトの命名を受けた時のエピソードをシェアしていました。

メルカリインドの設立について、昨年12月にCTOの若狭さんと最初に打ち合わせをしたことを今でも鮮明に覚えています。詳細なプロジェクト プランはなく、その時点でプロジェクト メンバーが決定され、彼は私に、この非常に挑戦的なプロジェクトでエンジニアリングの取り組みをリードしたいかどうか尋ねました。私はこれについて聞いて非常に興奮し、このプロジェクトに対してLOUD INNER YESと言わずにはいられませんでした。年末年始はゆったりと過ごす予定だったのですが、このニュースがあまりにも刺激的で、来年のプロジェクトの計画と実行の詳細について考えさせられました。 by Mohan

ちなみに私はというと、今だから言える話でもありますが、当時は別のプロジェクト(こちらもグローバルな案件だった)がかなり楽しかったので、正直インドの開発拠点のプロジェクトにはあまり興味がありませんでした(笑)

散々社内でバンガロールを提案しておいたものの、その時は違うプロジェクトで精一杯だったので、2022年もそちらをやるつもりでいました(インド案件が出てきたからインドやる!っていうのも自己中ですから、覚悟を持って別件に取り組んでました笑)

しかし、年末くらいから社内のコミュニケーションで「来年、インドが立ち上がるらしいけど、もちろんKayoreenaやるんだよね?」と声がかかるようになり(ありがたいことに)2022年を迎える頃にチームが変更となり、このプロジェクトにアサインされていました。

(当時年末のMohanとの会話。どうやら私がアサインされてるらしいことを外から知る笑 こういったお祭り感?もメルカリらしい)

最初に集められたメンバーは6名。エンジニアリング、人事、コーポレート、採用、ブランディング、そして全体のプロジェクト管理担当の6名でした。そしてリーダーにCTOの若狭さん。私はどれを担当だったかというと、ブランディングです。

Kayoreena
SNS廃人にはぴったりの任命であった笑

もちろん6名しかいないわけですから、自分の担当以外の細かい業務などもそれぞれが協力して行いました。

2022年の初め、インドでさまざまな調査を行い、いくつかのコンサルタント会社に連絡することで、グローバルな開発拠点を確立するという計画案を作成しました。すべてのメンバーで2022年のハイレベルロードマップを上記のように改良し、このプロジェクトの名前を”Project Biryani”と命名しました。

Kayoreena
ビリヤニはインドで有名な国民的料理かつ日本人もインドを連想しやすいということで、社内でインド開発拠点立ち上げのプロジェクトを”ビリヤニ”と呼ぶようになりました。

例:これからビリヤニのミーティングはじめます

重要:メルカリインド(インド開発拠点)の目的

この規模のプロジェクトは、さまざまな方向に解釈が飛ばないように、中心的な目的を定義することが最も重要です。明確な目的があれば、メルカリ規模の組織全体で共有しやすく、非常に多様なメンバー間で同じ理解を得ることができます。私たちはメルカリインディアの核となる目標を以下のように設定しました。

原文より引用

メルカリインドの戦略

メルカリインドの核となる目的を達成するために、私たちの戦略全体はTeam First Thinkingに焦点を当てていました。人をリソースとして扱うという考えは、今では古い概念です。メルカリインドでは、商品開発力を強化するためにできるだけ多くのリソースを獲得することが目的ではありませんでした。

私たちの最終目標は、お客さま/ビジネス価値を提供するために自給自足のチームを構築することであり、チームが自給自足であるためには、ソフトウェアエンジニア、プロダクトマネージャー、エンジニアリング マネージャー、QA などの必要な専門知識を持つすべてのメンバーが必要です。

チーム ファースト シンキング戦略では、2023年度 (2022年7月~2023年6月) の最初のチームをメルカリグループ全体のさまざまなエンジニアリングおよびプロダクトリーダーと共に計画し始めました。最初のチーム計画の作成に関しては、採用とオンボーディング、時差の障壁の解決、日本地域と同じコンプライアンスと規制の確保などについて多くの未解決の質問がありました。 私達はこれらの未解決の問題を一つ一つ明らかにし、最終的に以下のようなメルカリインドでの1年間の計画を立てました。

原文より引用

Kayoreena
メルカリのインド拠点が、日本や米国のオフショア開発的な位置付けでなく、共にプロダクト開発をする組織であるという認識をグループ横断で持っておくことは非常に重要。これだけ大きな会社となると、インド組織の立ち上げに対して、社員全員が同じ理解を持っていることは難しい(インド=アウトソーシングというイメージが一般的に強いことも事実)そういった社内のメンバーの理解を共通のものにしていくことも、我々プロジェクトメンバーの大切な使命です

 

プレスリリースから1人目の採用まで

海外開発拠点の確立には思った以上に大変なことが多くありました。非常に急速な環境の中で大小の決定を下す必要があり、そのほとんどが初めてのことだからです。

このプロジェクトには、メルカリジャパンのさまざまなチームから多くのメンバーが参加し、関連するSlackチャンネルには、350人を超えるメンバーがいました。ここでは私たちが直面した課題とそれらをどのように克服したかを一部共有します。

インドのコンサルティングパートナーとの初期セットアップ

私たちのプロジェクトを短期間で立ち上げるため、現地の強力なローカルパートナーが必要でした。グローバルセンターオブエクセレンス(海外開発拠点)はインドでは非常によく知られている用語であり、外資系企業がインドに製品開発拠点を設立するのを支援するコンサルティング会社が多数あります。 すべてのオプションの中から選定し、パートナーを選びました。2022年1月末までに、契約条件とともに詳細な実行計画について話し合いを開始しました。

6名のメンバの一部(私も含まれました)は、2022年3月ごろから交代で、バンガロールにあるインドのコンサルティングパートナーの部屋を借り、プロジェクト立ち上げの準備に取り掛かりました。法人設立、財務、オフィスのセットアップ、採用管理、ブランディング、人事など、全分野で詳細なキックオフ セッションを実施しました。

私にとってもコロナ明け久しぶりのインド出張でした!

最初のメンバーのオンボーディング

2022年3月に最初のセットアップを行った直後に、2022年6月までに最初のメンバーをオンボードするという大きな目標を設定しました。これを行うには、すべての機能を準備するために残り 2.5か月しかありませんでした。エンジニアリング、採用、人事、コーポレート、オフィスのセットアップ、ブランディング、すべての機能のリーダーが、メルカリの多くのメンバーと並行して作業を開始しました。

Kayoreena
当時、ブランディングの立ち上げも1人でいろいろ業者とやり取りしたりしなくてはいけなかったので、インターン生が手伝ってくれていました。

さらにゴールデンウィーク明け5月には、インドに開発拠点を設立することについてプレスリリースを行うことを決定し、インドのキャリアページを開いてポジションの採用を開始することになりました。

Kayoreena
当時私はリリース日に向けたキャリアページの構成やデザインを考えていました。キーパーソンの写真撮影から、プロモーション動画撮影の素材集めまで、期間がとにかくありませんでした。若狭さんとMohanが登場するYouTube動画のセリフは、バンガロールから日本に帰る中継地点のマレーシアの空港、待機時間中に作成しました

5月11日のインド開発拠点設立が発表された日に公開された動画

Kayoreena
当時撮影したバンガロールでの1枚。若狭さんなどリーダーシップもきちんと足を運びバンガロールにメンバーが揃っている姿は、我々の姿勢を表す象徴になりうるだろうと思い、急遽プロのカメラマンを手配してバンガロールパレスの前で撮影しました。こういった現地の方の手配は、まさにコンサルの方にお手伝いいただきました。メルカリの強みは、初期の頃からちゃんとインドのメンバーが含まれていることだと思い(通常日系企業は、日本人だけでやっている場合が多い)そういったチームの構成も写真で伝えることでよりわかりやすいと判断しました。そのほか現地のプレスリリースの手配も行いました

2022年5月11日はプレスリリースの日であり、チームはこのニュースが公開され、インドでの採用の第一歩を開始することに非常に興奮していました。Mohanはヘッドオブエンジニアリングとしてメディアブリーフィングを行う機会を与えられ、外国人として日本語でメディアブリーフィングを行いました(とても素晴らしかった!)

次の日にはすぐインド出張へ笑

人材基盤の構築

プレスリリースが発表され、法人と企業機能の確立に取り組んでいる間、人事はすべての人事基盤を並行して立ち上げていました。2022年6月までに、人事ポリシー、報酬と福利厚生のベンチマーク、オファーの承認プロセス、新メンバーのオンボーディング、従業員の個人データ管理システム、組織管理システムなど、すべての人事基盤を準備する必要がありました。

まったく新しい国であるインドで人事基盤を構築することには、独特の課題がありました。まず第一に、私たちは多くの国の法律や規制を知りませんでした。人事政策の策定では、インド市場で戦略的かつ競争力のある現地の市場条件を考慮する必要がありました。同時に、インドの組織でもメルカリグループの同じ価値観と文化を確保したいと考えていました。

人事リーダーと現地パートナーの専門家が、メルカリグループのカルチャードキュメントに基づいて人事基盤を構築しました。2 か月という短い期間で、Mercari Indiaが競争力のある最高のベネフィットと特典、柔軟なワークスタイル、転居支援、在宅勤務サポートなどを確実に利用できるようになりました。

6月末までに企業基盤と人事基盤の準備が整うと、ラッキーが重なり最初のメンバーがオファーを受け入れ、6月30日に入社するという朗報を受け取りました。その1人目のメンバーがAnandhです。

バンガロールの採用事情と工夫

最初のメンバーをオンボーディングした後、全てが終わりというわけではありません。むしろここからがスタートでした。さっそく私たちは、ベンガルールの採用市場の厳しい現実に直面していました。技術人材プールは十分にありますが、同時にすべての組織が人材競争に必死です。空港から街に向かう道でも、たくさんの企業がベンガルールで雇用促進用の広告を掲げているのを見ることができます。

まず問題となったのは、採用のスピードです。インド市場は非常にダイナミックで競争が激しいため、優れた候補者は複数のオファーを手にしており、さまざまな選択肢があるからです。潜在的な候補者にとって、メルカリはただの会社でしかありませんでした。私たちは日本では最初のユニコーンではありましたが、ここは100社のユニコーンがある市場です。インドの候補者にとって、メルカリの知名度はありませんでした。

スタートアップ激戦区 インドのエンジニア採用事情 -2022年バンガロール編-

2022-06-27

最初の3か月間、採用があまりうまくいかなかった理由を下記のように結論づけました。

  • 採用までの期間が長い
  • ブランド認知度が低い
  • 候補者エンゲージメントプログラム
  • そして一番正直なところ、報酬と福利厚生が非常に激戦である点

特に私にのしかかった問題は、メルカリが知られていないという点でした。これだけのメルカリのスピードから比較し、ブランディングが最も効果が出るのに遅いものでした。そこで私はどんな活動を行ったかというと、まずは社内のインドメンバーに調査を行い、そこから得られたデータをもとに、優先度の高い施策に注力して毎日実行することでした(言語化すると普通笑)

ここで重要なのは、日本とインドでは大きく市場の状況が違うということを正しく理解することです。そのためにはできる限り現地に近いメンバーの声を定性、定量で集める必要がありました。地道ではありましたがメンバーの助言をもとに、下記のようなイニシアティブを実行しました。

JETROが開催したIITハイデラバード校で開催されたインド人学生対象の日系企業のジョブフェス。こういったネットワーキング活動が中長期的な認知度向上に役立ちます。

さらに採用を加速するために取られた大きな施策に、Hiring Driveというものがありました。これは1日でエンジニア採用の全ての工数を実施するという、インドで採られている一般的な手法です。3週間でドライブの日に面接を行う30人以上の候補者を絞り込み、約20人の面接官がオンラインおよびオフラインモードで8時間以内にすべての面接を実施できるように準備しました。

こちらの様子は後日、YouTubeでも公開されたのでぜひこちらもご覧ください。

オフィスのセットアップも文化づくりに重要

私たちのプロジェクトの中で苦戦したものの一つに、オフィスのセットアップというのがありました。当初は現地ベンダーと連携してオフィスのデザインを検討していましたが、ベンダー決定に時間がかかった上、ベンダーからの見積もりにも時間がかかりました。結局、任せたままだとプロジェクトが進行しないことに気づき、途中で自分達で主導することに。

私が2022年10月に訪問した際は、必要な家具や装飾品を店舗から購入することがタスクに加えられ笑、自分たちでセットアップすることになりました。

新入社員もオフィススペースのセッティングを手伝ってくれて、まさにメルカリのAll for oneの精神を表しています(という感じで原文のまま美談で締めます笑)

メルカリインド文化醸成のための活動

オフィスのセットアップが完了した後、10月に初めてオフィスでイベントが開催できました。インドの正月であるDiwaliをお祝いしました。その時の様子はもちろん、記事で残っています。イベント詳細記事

文化形成のために、Weekly Chai Party Club(メンバーの雑談会) や月間TGIF(全社員が集まる集会)などのイベントを定期的に開催しています。このようなイベントを通じて、インドのメンバー全員と交流し、全員でメルカリインドの組織を作っていく意識を高めていきます。

インドオフィス 7月の振り返り #MercariIndia

2022-07-29

過去12か月間の多くのメルカリメンバーによるこれらすべての努力により、Mercari Indiaを設立することができましたが、これはほんの始まりにすぎず、この道のりはこれからも長い道のりです。これは今日の時点での1年間の短い旅の概要であり、2023年になったら残りのチームメンバーをオンボードしたいと考えています。

アドベントカレンダーの原文(一部編集)はここまでで、もうすでに2023年になったので最近の近況も少し加えると、12月から1月にかけても新しいメンバーがたくさん入社してくれたため、私は年明けすぐ、バンガロールの方に向かいました。個人的なブランディングのタスクもありながら、メンバーと顔を合わせて挨拶することが最も重要でした。

メンバーの娘さんの誕生日会に会社のメンバーで参加しました(インドではこういった誕生日会を盛大に実施する文化があります!)

人がいなくて広かったはずのオフィスも、人数が増えてきたので狭くなってきました。こういった状況も、実際に足を運んでみないと気づけないことであります。

2023年2月はメルカリが10周年だったということもあり、その日は特別な1日でしたが、この日はメルカリインドの新しいコーポレートサイトが公開された日でもありました。

特にこのプロジェクトは私が担当していたものであり、現地のブランディングを確立するために非常に重要なものでした(この作成工程についてはまた後日記事でまとめたい)こういったプロジェクトは遅延しがちですが、2月1日の公開日は死守したく、社内で色々な方に調整いただきました。本当にありがとうございました!

今年からはメルカリインド専属の人事やコーポレートのメンバーが採用され、メルカリインドの組織自身で運営をできる体制にシフトしていく予定です。私ももうしばらく関わることとなりそうですが、いつか私以上のネット廃人があわられたら、そのメンバーに私の役割をバトンタッチしたいと思っています。

以上がざっくりとした2022年、メルカリインドの立ち上げの振り返りでした。今後、海外拠点の設立を検討している方はご参考までに。

私は引き続きインド市場で立ち上げやマーケティングのお仕事していきますので、ぜひ協力して欲しい方はお声かけください!(インドでなくても良いですが、インドが割と得意です笑)何か質問ある方はTwitterの方からご連絡ください。メルカリインドの応援、これからもよろしくお願いいたします!

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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