インドでサッカーは人気ですか? #Adventcalendar

みなさんこんにちは!インドブロガーのKayoreenaです。

本日はアドベントカレンダー12日目です。12月の頭から25日まで連続で、不定期にインドに関する記事を更新しています(すみません、最近はWカップの影響で飛び飛びになっています笑)

今回のテーマは「インドでサッカーは人気ですか?」というテーマです。

W杯がありましたが、出場国の中にインドはなかったですよね。インドでのサッカー人気はどうなのでしょうか。

一緒の会社で働くRishabhに聞いてみました。

Not Muchだそうです。つまり、あまり人気ではないということです。

インドで人気なスポーツはクリケット

はい、インドで人気なスポーツは何かと聞かれたらクリケット一択です。クリケット選手は国民のヒーローとも言えます。

みなさんが今回、時差を超えて日本代表を応援したように、彼らも日本とインド3時間半の時差を超え、頑張って応援しております。笑

私も昔日本にあるインドのクリケットチームの試合に参加したことがありますが、日本のインド人コミュニティでクリケットはチームが組まれるほど盛んです。

インド人エンジニアは大事なクリケットの試合があると、勝っても負けても熱狂のあまり次の日オフィスに来ないことがよくありました(笑)日本人の「何があってもなぜか時間通り朝出社する」メンタリティとは違いますね笑

実はクリケット、世界的に見るとかなり競技人口が多いスポーツの一つと言えます。

クリケットの市場規模

クリケットの市場規模とは?その歴史やルールについて併せて紹介します 

こちらの記事を参照すると、全世界で3億人がプレーしており、実に世界第2位の競技人口数を誇るのがクリケット。クリケットは、かつてイギリスの植民地だった国々で特に人気のスポーツなのだそうです。

インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュなどの南アジア諸国では圧倒的人気を誇っていて、ファンの9割である約9億人はインド人であるとされています。

クリケットの市場規模とは?その歴史やルールについて併せて紹介します より

インドのプロリーグ「India Premier League (IPL)」の収益とブランド評価額は年々増加

スポーツ競技の市場規模の表し方として、プロリーグの売上高やブランド評価額で表す仕方がありますが、コンサルティング会社のDuff & Phelpsによると、2019 年のIPLのブランド評価額は59億米ドル(当時のレートで約7,200億円)でした。これはアメリカン ナショナルフットボールリーグ (NFL) に次いで、世界で2番目に価値のあるスポーツリーグになったことを意味します。

KPMGの調査報告書によると、60日間のトーナメントは2021年のインド経済に115 億インドルピー (1 億 8,200万米ドル) の貢献をし、確実にインド経済に価値を生み出しています。

IPLの実施により何千人ものインド人の雇用機会が生み出され、インドへの外国人観光客がたくさん訪れることからも、IPLがインドにとって非常に重要な産業であることがわかります。

IPLチーム選手の平均年俸は

インドの人気俳優であるシャー・ルク・カーン氏が共同オーナーを務める「コルカタ・ナイトライダーズ」は、選手たちがリーグ最高の平均年収を得ているチームです。その年収は約3億4000万。日本のプロ野球界で最も平均年収が高いとされる福岡ソフトバンクホークスの選手平均年収9,600万円と比べても高いことが分かります。クリケットの市場規模とは?その歴史やルールについて併せて紹介します より

サッカーも影響は広げつつある

だからと言って、インドでサッカーの影響が全くないわけではありません。例えば今回、インド最大の教育系スタートアップ BYJUはワールドカップのスポンサーとして広告を出していました。それはなぜでしょう?

実はBYJUのグローバルアンバサダーは、アルゼンチンチームのメッシなのです。

こういった形でインドの企業もサッカー産業とのつながりは増えてきています(しかしあれだけ盛り上がったメッシのW杯に関して、BYJUの公式Twitterアカウントは試合直後、全然触れてなかったので、まだまだ内部では盛り上がってないのだなと感じました笑)

と思ったら1日後で公式Twitterでも投稿されていました笑

今回のメッシの活躍が影響して、これからインドのサッカー業界もどんどん盛り上がっていくと良いですね!

そう言えば一つ重要なことを忘れていました(コメントいただき追記させていただきました!)楽天がバルセロナのスポンサーをやっていたことはバンガロール在住インド人の方には非常に有名です。やはり世界のバルセロナ・・・大きなスポーツクラブのスポンサーは思っている以上に効果がありそうです。

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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