インド 海外あるあるトラブル【後編】vol.098

こんにちは。Kayoreenaです(*´ω`*)

 

今日は前回のブログ「フライト時刻が変更してデリー空港に一晩野宿することになった話」の続きです。

097 インド 海外あるあるトラブル【前編】

 

後から「どこかのホテルに連絡して、一部屋とってもらったりすればよかったんじゃないの?」という話を聞き、確かに!と思ったものの、

当時(こういう時に限って)携帯電話が発信できなかったり不備があったため、下手に動くよりじっと待ってようという結論は変わらなかったような気がします。

インドにいると待たされることが多いため「2〜3時間くらいなら待ってようかな」っていうマインドに変わってきたみたいです。

連結された椅子を3つほど占領して寝転ぶ外人たち。とりあえず近くの椅子に座って本でも読むことに。この時点で深夜3時半位…。

朝日が登ってきたら何かしらの結論を出して一旦家に帰ろうと誓ったのでした(笑)

 

実はこの手のトラブルは2度経験しており、1度目の韓国一人旅編(2010年)では、着陸先の新千歳空港が猛吹雪のため飛行機が離陸できず、一晩空港で待機。

当時、こんなことが起こるとは夢にも思わず「早く日本へ返して!」と泣きちらしたのを覚えています。今考えると、もっと冷静になればよかったし、泣くほどのことでもないけど、当時の自分にとっては不安で仕方なかったのだろうと思います。

2度目はスリランカ一人旅編(2014年)で、早朝に出発する予定が私の席を撮り忘れていたそうで笑、その日の深夜便に急遽変更したという事件。たまたまトランジット(タイ)の時間にかなり余裕があったので「スリランカ滞在が延びてしまった」くらいの緩いノリで状況を受け入れました。

さらに面白いことに、お詫びのためスリランカ5つ星ホテルのランチ券とショートステイ用の部屋まで準備してくれました。(安旅中に5つ星のランチに行けるなんて最高!)

それは私にとって新たな経験ができた貴重なエピソードであり「トラブル最高!」と言ったテンションに切り替わりました笑

そんな経験もあり、今回の事件もあまり驚くものではありませんでした。

 

インド人スタッフの仕事に対する対応の仕方

今回の事件では、良くも悪くも「自分の守備範囲内以外の仕事は対応しない」というインド人らしい?対応の仕方について、日本と大きく違うと感じました。

「私の航空会社のことではないからわからない」

「明日聞いてみないとわからない」「電話してみないとわからない」

「代わりに〇〇に聞いてみて」「僕の過失ではないからわからない」と言って、数々のたらい回しにあいました(笑)

特に決まったマニュアルもなさそうですし、その場で彼らが思いついた対応に頼っていると、全然意味がなかったりして、正直、ストレスフルな環境ではありました。日本だったら「本当にすみませんでした」と、バイトレベルでも頭を下げて対応してくれることでしょう。

しかし、どんなに理不尽なことが起こっても、最終的に今回は私に1ミリも過失はないので、然るべき人にたどり着けた場合、私は必ず交渉で勝つというイメトレをして、あまり焦って行動することをしませんでした。

振り回されて感情的になるより、自分がどういう状況に最終的に落とし込みたいかということを整理して、気長に待つのは重要かと思いました。

インドでのトラブル、救ってくれたのはインドの友人

深夜から早朝にかけて一晩空港で待機中、ロビーにある簡易なベッド型のソファーを発見。そこに座っていると、気づけば朝日も登ってくる時間帯に。そして、そこへ一本の電話。インドの友達からの電話でした。

 

友人のHarsh(シェアハウスのオーナー)が私のトラブル続きのFacebookを見て連絡をくれたのでした。

「ネットで問い合わせてあげる!」とサクサク手続きをしてくれて、あっという間に別の便の手配を完了!

朝になり、結局空港のインド人スタッフ誰も話を聞いてくれませんでしたが(笑)最後救ってくれたのはインドの友人でした。

今日の夜の出発まで時間があるから、一旦お家に帰って休みなね」と電話をくれました。涙が出るかと思った…笑 もちろん、これ以外にも関野さんはじめ、いろんな日本の方が心配して連絡をくれました。本当に皆さんありがとうございました><

こうして私は一旦無事に家に帰り、その日の夜にデリー空港を出発できたのでした^^

 

トラブルはつきもの。でもやっぱり、最後は受け入れる気持ちを持って

実は今回初めて、インド人スタッフに対して一回だけ怒鳴ってしまう場面がありました。あまりにたらい回しにされたあげく、私の話を聞かずに「はい次の人ー」と言った瞬間、「まだ話終わってない!」と怒鳴ってしまいました。

これ、絶対やってはいけないやつですね。一瞬で反省して、とりあえずその場を去りました(笑)

誰かに怒りをぶつける場合は、相手に過失があるというより(もちろんある場合もある)自分に余裕がない時。きちんと冷静に状況を整理していけば、大抵のことは落とし所を見つけられることが多いと思います。

基本的に何か起こっても自己責任。それが嫌なら、お金で保証を買ったり、選ぶ国を変えたりすれば回避できます。いろいろある中で私はインドを選んだのですから、方法を考えながら受け入れていくことが大切かと思いました。

私は今回のブログで「インドでこんなひどい目にあった!最悪だ!」ということをお伝えしたいのではなく、「こういうことも起こるが、それも含め面白い国」ということが伝えられればと思います。

何が起こっても自分の考え方次第です。受け入れる気持ちを持って…^^

(まあでも、私も人間なのでいろいろ腹たちましたけどね笑)

 

おまけ

 

うん、やっぱり今回はちょっと腹がたったけどね(笑)

 

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KAYO OSUMI

函館生まれ 北海道大学医学部卒。2016年9月よりインドの現地採用で就業。当時よりインドに進出する日系企業向けに、インド現地の話題やビジネスに特化した記事を合計600本以上執筆してきている。2018年1月から東京拠点に移し活動を続ける傍ら、現在は株式会社メルカリのインド人・外国籍エンジニアの就業支援。引き続きインドのマーケティング、調査、人材採用を強みとする。
Kayoreena
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